料理研究家・小林まさみさんは食べて更年期不調を撃退【義父・義娘の最強コンビ!小林まさみ・まさるの「ハッピーごはん」④】
料理家の小林まさみさんは、アシスタントである91歳の義父(夫の父)のまさるさんとともに、テレビや雑誌で元気に料理をする姿が人気を呼んでいる。そんなまさみさんも、さまざまな不調が現れ始めるOurAge世代。そこで今回は、まさみさんが不調を感じたときに作るという「養生ごはん」について伺った。
おかゆ、鍋物、野菜スープ。温かい食事で冷えを解消
料理研究家の小林まさみさん。いつもテレビや雑誌で若々しい、元気な笑顔を見せてくれるが、OurAge世代(40代、50代)に入り、やはり体の不調を感じることも多いと言う。 「一時期、『ホットフラッシュ』と『冷え』が同時にやってくるような不調を感じたことがありました。もともと若い頃から冷え症で、夏でもクーラーが効いている部屋では長袖のカーディガンをはおったり、厚めの靴下を履いたりしていました。それが何年か前、更年期特有のホットフラッシュのようなカーっと熱くなるような症状が出るようになって、今度は『冷えているのに暑い』というような、おかしな状態になりました」(まさみさん) そうなるとカーディガンや靴下で体の外側から温めようとすると、鬱陶しく、不快に感じるようになったそう。そこで「食」で体の内側から温めることを意識するように。 「体が冷えているなと感じた朝によく食べるのはおかゆです。時間があれば鶏肉を入れて参鶏湯(サムゲタン)風にすることもあります」(まさみさん) 最近は、こうしたホットフラッシュのような症状はかなり落ち着いたそうだが、今でも夏は要注意。冷たい飲み物や麺料理をとりすぎてしまうと、胃が荒れて疲れやすくなったり、体がだるくなったりするそうだ。 「体調不良を感じたら、肉や魚、野菜をたっぷり入れた鍋物にすることもあります。しっかり栄養をとって体の芯から温めると、元気が出て不調が改善します。それと、お義父さんが作る野菜たっぷりのスープも元気が出ます。食欲がないときでも食べやすいです」(まさみさん) まさるさんの作るスープとは、キャベツや玉ねぎ、にんじんなどの野菜をにんにくと炒め、ベーコンを加えてコンソメで煮込んだスープ。まさるさんが会社員時代、ドイツに赴任していた際に覚えたレシピだとか。 「野菜はなんでもいいよ。かぶでもブロッコリーでも、冷蔵庫に余っているものを入れればOK。酸味が欲しいときはトマトを入れるよ。ベーコンとにんにくは必ず入れてね。いい味が出るから」(まさるさん) 押し麦やショートパスタを入れて、主食にもなる食べ応えのあるスープにすることも多いそう。 「朝食によく作ってくれます。おいしいパンを買ってきたら翌朝はこのスープ、が定番です」(まさみさん)
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