料理研究家・小林まさみさんは食べて更年期不調を撃退【義父・義娘の最強コンビ!小林まさみ・まさるの「ハッピーごはん」④】
朝型に切り替えて、集中力アップ
また更年期に入り、体調維持や仕事の効率アップのために、気をつけているのが睡眠。以前はレシピを考えたり、原稿を書いたり、夜中に仕事をすることも多かったと言うが、近年はライフスタイルをすっかり朝型にチェンジしたそうだ。 「40代後半くらいから、夜に仕事をするのはとても効率が悪いなと感じるようになりました。遅い時間に作業をしても集中力が落ちていて、全然進まないんです。それに無理をして夜中に書いた原稿や考えたレシピは、翌朝見返してみるとあまりよい出来ではないことが多いということに気づきました。それで、もう夜はスパッと早く寝て、朝、仕事をするようになりました」(まさみさん) 現在は、朝は4時台に起きて、夜は9時半か10時頃には寝るという生活。これがとても体に合っていて、体調がよいとのこと。 「何かの拍子に途中で目が覚めてしまうときもあります。そうすると以前は、『睡眠時間が減っちゃう』と思ってイライラして、余計に寝つけなくなってしまいました。最近はそんなときは、無理に寝ようとは思わず、逆に起きて仕事をしてしまいます。翌日朝起きてやろうと思っていたこと、例えば翌朝に書こうと思っていたメールを書いてしまって、送信ボックスに置いておくとか。そんなふうにして1~2時間眠れなかったとしても、翌日は少し遅めに起きるように調整すればいいやと思うとストレスがなくなります」(まさみさん)
スパイスの効果で冷えを解消!
さて、今回のレシピ担当はまさみさん。「冷え」を感じたときにもぜひおすすめの「タイ風サバカレー」を紹介していただいた。カレー粉にはさまざまなスパイスが入っているが、こうしたスパイスは、自律神経を整えて血流を促進し、冷えを改善する働きを持つといわれている。 もともとこのカレーは、血糖値が高くて、糖尿病予備軍と診断されたまさるさんのために考案したもの。血糖値が上がりにくい工夫をしているので、肥満が気になる人にもおすすめだ。
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