トランプ支持者の興奮と期待…大越が行く“決戦の地”ペンシルベニア州
いよいよ5日に投開票が行われるアメリカ大統領選。 【画像】トランプ支持者の興奮と期待…大越が行く“決戦の地”ペンシルベニア州
■運命分ける“最大”激戦州
典型的なラストベルトのペンシルベニア州。両陣営の最新の支持率を見てみると、トランプ氏48.3% 、ハリス氏48.0%と、ほぼ互角となっています。 大越健介キャスター 「鉄鋼の町ということもあって、倉庫などがいたる所にあるんです。ヘルメット姿の人がいたり、ピッツバーグは鉄鋼の町、労働者の町と言われていますが、だから伝統的に民主党支持が多い。でも、トランプ陣営は、ここに切り込もうということです」 本来は、民主党支持の労働組合が強い地域ですが、トランプ氏本人がいなくても、ミニ集会は大盛り上がりです。 トランプ氏の次男 エリック・トランプ氏 「私は、この偉大な州で5年暮らしましたし、一族全員、ゆかりがあります」 ドイツ移民だったトランプ氏の祖父、フレデリック・トランプ氏が一時住んでいたのがペンシルベニア。若かりし頃、トランプ氏本人が経営学を学び、卒業したのもペンシルベニアの大学でした。 集会に参加した元製鉄企業勤務(72) 「(Q.選挙を前に市内の雰囲気は)分断されています。特に、郊外の人は、話題にしたがりません。言い合いになるのが怖いんです。自分の意見を自由に言えるのは、同じ考えの人が集まる集会くらいです」 一方のハリス氏。今年に入ってからのペンシルベニア入りは、20回を超えます。 民主党 ハリス候補(先月27日) 「ペンシルベニア州が鍵です。間違いありません」 民主党の大物や著名人も次々と現地を回り、支持固めを行いました。そして、電話攻勢で票の掘り起こしです。 大越健介キャスター 「『一票獲得』みたいなこと言っている。こういう草の根の人たち、ボランティアの人たちが、選挙を支える姿というのは、日本もアメリカもいいものだなと」 ペンシルベニアの選挙人の数は、激戦州の中で最も多い19人です。過去の戦績を見ると、オバマ大統領以降、勝った候補者はみな、ペンシルベニアをとってきました。ハリス氏が、この州を落とした場合、試算された勝率は12%。大統領選の敗退にほかなりません。