「太陽光発電」をつけている家庭はどのくらい?実際に”お得”と感じている人は多い?
太陽光発電の設置を検討していて気になるのは、実際に設置している家庭の割合や、どのくらい節約効果・お得感があるかです。せっかく太陽光発電を設置するのであれば、節約効果やお得感をしっかりと味わいたいものです。 今回は、太陽光発電を設置する際にかかる費用や、どの程度、節約効果やお得さを実感できるかについて解説します。太陽光発電の設置を検討している方は、参考にしてください。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
太陽光発電の使用率はどのくらい?
環境省が2022年に発表した、太陽光発電システムを使用している家庭の割合は、全国で約6.6%です。日本全国を10の地域に分け、それぞれの地域と全国平均での使用率を表1にまとめました。 表1
出典:環境省「令和4年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査 資料編(確報値)」を基に筆者作成 家庭用太陽光発電の使用率は北海道や沖縄では5%以下ですが、東海・中国地方では10%以上と、地域によって大きな差があります。
太陽光発電に必要な費用について
太陽光発電を導入するためには、さまざまな設備が必要です。2023年発表の経済産業省 資源エネルギー庁が公表した「太陽光発電について」内のデータによると、住宅用太陽光発電の設置にかかるシステム費は、新築で1キロワットアワーあたり、平均28万8000円です。 上記の設置費用は、あくまでも目安・平均値であり、購入するメーカーや住宅の種類、搭載する電力量によって変動する点に注意しましょう。実際に設置する場合、規模感や費用は専門の業者と相談し、確認する必要があります。 ■太陽光発電でお得感は感じられる? 山形県山形市が令和5年4月~令和6年3月の間に実施した、太陽光発電についてのアンケート結果より、どの程度太陽光発電に満足しているかをご紹介します。太陽光発電装置を設置して「大変満足している・ある程度満足している」と答えた方は、全体の8割以上でした。満足している理由は、以下の通りです。 ・大幅に買電量を減らすことができ、年間の電気代が節約できている ・売電代を含めると実質電気代がかからないことになり、電気代が高騰する中助かっている ・電気を自給自足できる ・節電を意識するようになった 電気代が高騰するなかで、太陽光発電の導入はお得だと実感する方が増えているようです。