注意すべき「車の死角」の怖さ…年末年始帰省時の交通事故を“危険予測”で回避
ミラーの死角で特に気を付けたいのがサイドミラーです。一般的にミラーの後方にはかなりの死角があり、走行中に二輪車や隣車線を走る車が死角の位置に走行しているかもしれません。車線を変えるとき、左折する際はミラーだけでなく、首を振って目視で確認するようにしてください。
◆死角の危険性を意識して運転を
死角による事故を防ぐ主な手段として、 ・乗車前に車の周囲を確認する ・バックミラーの位置を正しく調整する ・ウインカーを早めに出す ・ミラーやバックモニターだけに頼らず、首を動かして目視で周囲を確認する などが考えられます。また、駐車車両や構造物による死角があるときは、徐行や一時停止をして安全確認をしたうえで通行することが重要です。 サイドミラー真横の死角を補うブラインドサイドカメラや、サイドミラーの端に取り付けるブラインドスポットミラーを併用するのも事故防止に有効です。さらに、隣接する車線後方に他の車両がいることを知らせるブラインドセンサーなどのシステムも、死角対策のアシストとして役立ちます。 年末年始のシーズンにおいて、運転に慣れていない人がハンドルを握る機会が増えることも想定されます。車の構造をしっかり理解し、死角の存在や危険性を把握したうえで、事故を起こさないように細心の注意を払いましょう。 (TOKYO FM「JA共済 presents なるほど!交通安全」2024年12月20日(金)放送より)