東京マラソン2020 招待選手会見(全文2)記録を書き換えてやろうと
3選手の目標タイムは?
司会:2つのグループにどうやら設定されていくんではないかということではございます。それでは男子のこの海外選手にも、目標タイムをちょっとあらためて書いていただければなというふうに思います。ボードをお持ちいたしますので、先ほど女子選手にも書いていただきましたが。この東京マラソンで意識するタイムがあれば、ボードに記していただこうというふうに思います。 あらためて持ちタイムでございますが、レゲセ選手が一番速くて2時間2分48秒、モラ選手が2時間3分34秒、レマ選手が2時間3分36秒、世界歴代でいうと、レゲセ選手3位、モラ選手9位、レマ選手10位という、世界トップ10のうちの3人が、今、壇上にいらっしゃるということです。大会記録は2時間3分58秒というのが大会記録で、これが日本国内男子のマラソンパフォーマンス最速タイムでもあります。これを更新すれば、日本国内最速タイムが生まれるということにもなりますが。3人はわりと早くいきましたね。それでは一斉に見せていただきましょう、オープン。さあ。レゲセ選手が3分30、そしてモラ選手が3分50。お? レマ選手は2時間2分。一番速いタイムを記したレマ選手からちょっと聞きましょうか。 早野:そうですね。 司会:2時間2分の意味を教えてください。 レマ:私がこの数字を書いたのは、今年は去年よりも気象状況が良い、良い気象条件があるし、参加選手たちにも良いタイムを持っている人たちがいます。そして、私たちは準備をしてきました。1つはオリンピックのため、そして2つ目にこの東京で記録を書き換えてやろうと。そして、書き換えて帰国しようと思っているからです。
自身の目標タイムへの思いは?
司会:という言葉でございますが、もしこの2時間2分が達成されれば、現在この中で最速のレゲセ選手のパーソナルベスト、2時間2分48をはるかに更新していくということになりますが。レゲセ選手、今、レマ選手が2時間2分という目標を書きましたけれども、それを聞いてどういうふうに感じてらっしゃいますか。 レゲセ:それは私のタイムより、より良いタイムです。私がベルリンで出した記録、そして彼が持っている3分台のタイム、お互いに非常に近いタイムなのです。ここでも私たち、コースレコードを破ることになるのではと思います。 司会:そしてモラ選手はご自身の目標タイムについてどういう意味を、思いを込めて記したのか教えてもらえますか。 モラ:私がこの数値を書いたのは、私は故障から戻ってきて、それから、そして準備を積んできたということを考慮してなのです。それとこのコースレコードというものを破る、新記録を出すと、ひょっとしたら出るかもしれない。そのためには、これの数字でなければいけないと考えたのです。 司会:早野さん。3選手のやってやろうという思いが伝わってきますね。 早野:そうですね。シサイ選手の2時間2分に、ちょうどって、【イーブン 00:47:46】っていうのはやっぱりすごい意気込みだなというのを感じます。それを黙って許すレゲセ選手でもないし、モラ選手でないと思いますから、当日の状況の中でどんな展開が、逆に言うとわれわれが設定したペースより飛び出していくような、そういうこともちょっと想像できるかな、みたいな感じがします。 司会:そうですか。大会記録更新なるんでしょうか、非常に注目が集まる海外勢の戦いということになります。それでは、3選手にはこのまま壇上に残っていただいて、引き続きこうした強力な海外勢に対戦していくことになる日本国内招待選手にもご登場いただきましょう。