思ったより「日焼け」しちゃった...!放置は危険!注意すべき項目や、すぐやるべきケアを皮膚科医が解説
厳しい日差しが照りつける毎日。紫外線は肌の老化やシミ、シワの原因となるだけでなく、日焼けによる炎症や痛みを引き起こすことも。そこで今回は、日焼け後の肌を素早く回復させ、トラブルを防ぐためのケア方法を、美容皮膚科医監修のもとご紹介。 【写真】肌にシワを寄せ付けない「11の身近な食材」がすごすぎる! 話を聞いたひと・・・ アオハルクリニック院長 小柳衣吏子(こやなぎえりこ)先生:順天堂大学医学部卒業後、同大学病院勤務を経て、2011年アオハルクリニック院長に就任。
早ければ早いほどいい、ケアの重要性
日焼け後のケアは、早ければ早いほど効果的。日焼けは、肌が炎症を起こしている状態で、放置すると肌のダメージが悪化し、シミやシワの原因に。火傷をした時の手当と同じように、できるだけ迅速なケアを心がけて!
ヒドい日焼けに要注意。病院の受診も視野に
日焼け後のケアは、日焼けの程度によって大きく異なる。ヒリヒリ感が強く、真っ赤に腫れるような場合は、皮膚科を受診する必要がある。「いわゆる“日光皮膚炎”という火傷を負っている可能性があります。ステロイドを塗ったり、脱水を伴う場合には点滴が必要なことも。ヒドい日焼けの場合は、病院へ行く必要があることも知っておいてください」と小柳先生。 とくに、普段から日焼けをしない生活をしている人は要注意。「ノンケアでゴルフや海水浴をしたり、夏の紫外線のもとに15~20分いるだけでも、そういった現象が起こる可能性があります」。
肌を冷やして炎症を抑える
そこまでひどくないものの、日焼けが気になる人は、まずはよく冷やすことが重要。小柳先生によると、「冷やした化粧水を肌に塗るのも効果的」とのこと。火傷と同じように、できるだけ早く冷やすことで、炎症を抑え、肌のダメージを最小限に抑えることができる。
保湿ケアで肌を保護
日焼けは、肌のターンオーバーを必要以上に早めるため、乾燥の原因となる。乾燥によるくすみや肌トラブルを防ぎ、ターンオーバーを正常に保つためにも、保湿化粧品によるケアが必須に。 日焼け後の肌はゆらぎやすく、「使い慣れたアイテムを使うのが安心です」と小柳先生。肌のうるおいをキープする、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたアイテムもおすすめ。
栄養補給と睡眠も忘れずに!
スキンケアを行ったら、あとはしっかり栄養をとり、睡眠をとること。「肌の成分はタンパク質なので、アミノ酸を豊富に含む肉や魚、豆類などを摂取して、代謝を促すことが重要です。ターンオーバーを整えてくれるビタミンB群や、抗酸化成分の配合されたサプリメントも有用です」。
Harper's BAZAAR JP