緊急事態宣言を発出 菅首相が会見(全文3完)発生場所・可能性がある場所に絞った
大阪は京都・兵庫と足並み揃えたいと言うが
京都新聞:すいません、京都新聞の国貞と申します。総理、先ほど大阪・愛知に関して緊急事態宣言を出すか否かというところの部分で、状況を見ながら対応するというふうにおっしゃいましたけれども、その状況という中に知事の要請というものは含まれるのでしょうか。それと併せて、大阪に発出を検討する場合、大阪は京都・兵庫も足並みをそろえてやっていきたいということを言っているわけなんですけれども、そこは一体的に総理としても考えて発出を検討するということでよろしいんでしょうか。 菅:まず私からは、昨日の感染者数、大阪をはじめ、非常に高い水準であるということは認識しております。そして、緊急事態宣言で求める数値でありますけども、例えば1都3県以外の地域でも感染状況が厳しくなってきた場合に、そこはさまざまな対策というのは、措置というのは必要だというふうに思っています。いずれにしろこれは、緊急事態宣言をするには専門家委員会とか分科会とか、あるいはそうした専門家の委員の皆さんのご理解をいただく中でするわけでありますけども、現時点においては、私はそうした状況にはないというふうに思っています。先生からちょっとよろしいですか。 尾身:今の大阪の話ですが、実はこれも大事なことだと思うんですけども、今回、全国の感染状況を毎日のように見ていると、明らかなことがあるんですね。それは、例えば、東京が感染が拡大すると、それと時間差で近隣の首都圏にいくということが分かっている。それで、今は皆さんも兵庫県、感染が、これは明らかに大阪の感染が時間差でいっています。そういうことを見ますと、仮にですね、仮に、こういうことがないことを、たぶんみんな期待してると今、思いますけど、仮にそういう事態に関西のほうがなったというときには、おそらく、これは私のまったく私見ですけども、1県だけをやるということよりも、今申し上げた理由で1つの生活圏というものを、しかしこれは、そういう場合になった場合の仮定の話のですが、そういうふうに考えるのが、私は感染対策上の合理的な考えだと思います。 司会:ありがとうございます。それでは、内閣記者会以外の方のご質問をいただきます。じゃあラジオ日本の伊藤さん。