高齢者ワクチン接種「徐々に始まっていく」 河野担当相が“不確定要素”に理解求める
ワクチン確保へ2つの不確定要素
ワクチン接種のスケジュール策定を難しくしているのは、過去に経験のないような全国すべての自治体を巻き込んだ規模の接種であることに加え、今後のワクチン供給がなかなか見通せないからだ。 現在日本で承認されているワクチンはファイザー製のものだが、ワクチンの確保には(1)ファイザーの供給量(2)EUのワクチン輸出の透明化プロセス――の2つの不確定要素があるという。 現時点では3月1日に届く予定の「第3便」450箱までがEUの承認も終わり、数量が確定している。河野氏は「3月中に2000箱余りの供給を見込んでいる」とするが、これについては「すべてがうまくいけば」の前提であり、「不確定要因がないわけではない」と念を押した。