わが子はどのタイプ? 子どもが学びに集中できる手がかりになる「3つのタイプ」の見極め方【チェックリスト付き】
■関わり方の正解は試行錯誤で見つける 先のチェックリストから、わが子の感覚タイプは「視覚と聴覚が半々くらい」「視覚が突出」「三つバランスよく」……など、さまざまなバランスで複数のタイプが混ざっていることがわかるでしょう。子どもに合った学習への関わり方や学習環境の整え方も「うちの子は聴覚タイプ」などと一つに決めずに、該当するタイプのバランスを考えながら、見つけていくことが大切です。 「各感覚のバランスも安心感の感じ方も、子どもはみんな違うし、親の考え方も違います。関わり方に一つの正解があるわけではありません。基本の考え方をベースにして、わが子をよく観察して工夫しながら“うちの子にはこのやり方が一番しっくりくる”“こうすればお互いにストレスなく向き合える”という方法を見つけるプロセスを楽しんでほしいですね」 試行錯誤するうちに、親はこれまで子どもに対して「なんでそんなことやるの?」と不可解なしぐさや言動にイライラしたことが、「なるほど、そういうことか」とその理由がわかってくるので、勝手な空回りがなくなります。 ぜひ参考にしてみてください。 (取材・文/船木麻里) 〇小川大介/教育家 見守る子育て研究所所長。中学受験専門個別指導塾を創設し、子どもの才能タイプを見抜いて効果的に伸ばす、独自の学習指導ノウハウを確立。現在は親向け講座、講演、人材育成、文筆業と多方面で活躍中。子育て、教育に関する著書多数。
船木麻里