【速報】元妻・須藤早貴被告に『無罪』 判決言い渡し時『須藤被告は涙を流し弁護人がハンカチを渡す』 ”紀州のドン・ファン”殺害事件 弁護側「うすい灰色をいくら重ねても黒にはならない」と無罪主張 検察側は無期懲役を求刑
■注目の被告人質問 須藤被告は野崎さんに対して「恨み節」も 「死に方を考えてほしかった。社長がこのタイミングで死んだせいで、私は何年も人殺し扱いなので。クソ」
その発言に注目が集まった被告人質問。 1日目は弁護側の質問から始まりました。 野崎さんと初めて会った日について問われると… 【須藤被告】「(野崎さんが)真剣な顔で「結婚してください」と言ってきた。私は冗談だと思ったので、『じゃあ毎月100万円くれるんだったら、いいよ』と言った」 このような内容を淡々と話しました。 また、結婚の条件として「田辺には住めない」「性行為はしない」「毎月100万円もらう」という3つの条件を野崎さんに出したということです。 覚醒剤については性的機能が衰えた野崎さんから次のように依頼されたと証言しました。 【須藤被告】「社長から『もう駄目だから覚醒剤買ってきてくれませんか』」と言われた。冗談だと思い『お金くれるならいいですよ』と言ったら、20万円渡してくれたので、受け取った」 野崎さんから頼まれて覚醒剤を購入したという主張は、捜査段階ではされておらず、検察側からはその点を追及される場面も… <被告人質問②> 【検察側】「野崎さんから頼まれたと捜査段階で言わなかったのはなぜ?」 【須藤被告】「人殺し扱いされていたので怖くて言えませんでした。警察に言ったところで信じてもらえるとも思っていませんでした。」 動揺することなく、質問を切り返していました。 <被告人質問③> 須藤被告にも疲れが出てきたのか、いつにもまして小さな声で話す姿が印象的でした。 この日は須藤被告が事件前、スマートフォンで「老人完全犯罪」などと検索していたことへの質問が相次ぎました。 【検察側】「野崎さんと電話した7分後に『完全犯罪』と検索している。野崎さんと『完全犯罪』は関係がありますか?」 【須藤被告】「ないです」 【検察側】「『覚醒剤過剰摂取』というワード自体で検索したことは事実ですか?」 【須藤被告】「間違いないです」 検索履歴と野崎さん死亡の関連を立証しようとする検察側。 一方、弁護側からの質問に対しては… 【須藤被告】「昔から特殊な殺人事件とかグロテスクなものを調べるのが好きでした」 【弁護人】「平成29年に猟奇殺人などを検索して、アクセスしていますね。これは野崎さんと知り合う前ですか?」 【須藤被告】「はい」 【弁護人】「知り合った後にも調べていますが、特別な理由はありますか?」 【須藤被告】「ないです」 【弁護人】「『老人・死亡』などの検索履歴がありましたが?」 【須藤被告】「直前に見ていた動画が関係しています。老人ホームで3人が転落死した事件で、殺害を認めた男のインタビューを再生していました。直前の動画に影響されて、その関連のものを見たくて検索をしました」 検索履歴は、あくまで趣味であり野崎さんの事件とは関係ないと一貫して主張しました。 ここまで冷静に主張を続けてきた須藤被告ですが被告人質問の終盤には感情が表れる場面も… 【弁護人】「社長が目の前にいたら、文句を言ってやりたいと言っていましたが、今いると思って言ってみてください」 【須藤被告】「もうちょっと、死に方を考えてほしかった。社長がこのタイミングで死んだせいで、私は何年も人殺し扱いなので。クソ」 ”恨み節”も飛び出しました。
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