立憲代表選 立候補4氏が会見(全文3)公助を整え、自助を発揮しやすい社会に
所得補償に少しずつ切り替えるべき
小川:日本の農業予算って多くが【公共土木予算 01:10:05】なんですよね。それで間接的に支援してきているわけですが、やっぱりこれからは直接の収入保障、所得補償に少しずつ切り替えるべきだろうと思います。何年か前のデータなのでアップデートする必要があるんですが、ちょっと参考までに。ヨーロッパの農家はだいたい日本の1戸当たりの面積の10倍です。で、農家の収入の8割は所得補償だといわれています。アメリカは日本の農家の100倍です、1戸当たり。これで所得補償が5割です。オーストラリアまでいくと日本の1,000倍なんですよね。これでようやく収入保障なくなるんですよ。それぐらい生産性が高いとは言えない。しかし国を挙げて守っている。その中核は収入保障、所得補償である。これが日本の農政にこれから求められる方向感じゃないかと思います。 泉:戸別所得補償はやはり多面的な価値ということを重視していかなきゃいけないと思います。環境の観点ですとか、そういったことも含めて所得補償をしていくというが1つ。そして農業新聞、先日見させていただいたら、放棄地ですね。耕作放棄地がかなり増えていると。新規就農者の生活をできるようにしていくような支援制度、これも非常に重要じゃないかと思っています。また、食品自給率を高めていきたいと、地産地消を進めていきたいと思っているんですが、やはり世界の作物で、もっと日本で作れるものというのがあるはずなんですね。そういったものをしっかりとあらためて日本に導入をして、そしてわが国の食品の生産、これをより振興させていきたい。 あと食品の安全という意味では、ゲノムですとか遺伝子組み換えですとか、こういったものの決して実験場になってはいけないと思います。ともすればアメリカの技術やヨーロッパの技術の実験場として日本が、市場として使われてしまっているという気がしますので、食品表示も含めて安心して食品を、日本の食料を食していただくことができる、そういう環境をつくり、市場を拡大していきたいというふうに思います。 司会:ありがとうございました。それでは間もなく予定の時間となりますが、最後にどうしても質問したいという方、お2人だけ当てさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 A:2人。じゃあ後ろの、4列目の、その一番こちらの方。男性の方、どうぞ。あと女性の方、誰かあげてませんでしたか。大丈夫ですか。 司会:女性の方いらっしゃいますけど。 A:じゃあその女性の方。ピンクのマスクの方のお2人で。申し訳ありません。どうしんさん。 司会:申し訳ありません。 A:申し訳ありません。 【書き起こし】立憲代表選 立候補4氏が会見 全文4に続く