「プレミアは難しいという感じはない」鎌田大地はPLデビューに何を感じた? エゼ&マテタとの関係には「僕みたいな動き出しする選手もいなかったと思う」【現地発】
「2人はコンビネーションというよりかは、個のクオリティでできちゃう」
スペースを見つけることに長けている鎌田は、走り回るタイプの選手が多いクリスタル・パレスの攻撃陣にアクセントを与える存在となっていた。しかしながら連携面では課題が多く、改善点が目立った。 流れを読んでクレバーな動きをする背番号18は緩急の使い方が秀逸で、動と静を巧みに使いこなしていた。逆にマテタやエゼは積極的に動き回り、今後にコンビネーションが成熟していけば効果的な攻撃ができる可能性が垣間見えたものの、現時点ではパートナーシップはまだ発展途上なのが明白だった。 無論、鎌田本人もチームと自身のプレーがまだトップレベルに達していないと感じており、「彼らとはあんまり練習もできていないので。まだ1週間ぐらいしか練習もできていない」と明かし、次のように分析した。 「どちらかというと彼ら2人はコンビネーションというよりかは、個のクオリティでできちゃうタイプの選手。逆にもう少し、お互いがうまく使うところは使ったりだとかをできると、もっと攻撃としてはより幅も広がると思うし。ここらへんは時間がもう少しあれば、もっと良くなるのかなっていう感じですね」 それだけに開幕戦で意識したのも、やはりエゼやほかの攻撃的選手たちとの関係性だった。 「相手のラインが結構高いんで。相手の4バックに対して、うちは5バックでやってるんで。足元で受けるというよりは、できるだけ背後に抜け出したりだとか、そういうのは、エゼがあんまりそういうタイプの選手じゃないんで。その分(鎌田自身が)裏に抜け出してっていう感じは思ってたんですけど、自分自身いいタイミングで動き出しているところも何回かあったんで。やっぱりそこは、またチームの選手とはまだ話をして、ああいう相手に対しては、より『足元、足元』よりも背後でもう少しプレーできると、よりチャンスは作れたと思う」 「たぶん、今までのパレスの前線の選手たちがすごく能力が高くて、身体をこう預けてキープできるような選手が多分多かったんで。僕みたいな多分動き出しする選手もなかなかいなかったと思うんで、それはやっぱり試合数重ねることも大事だと思うし。プレシーズンも10番(シャドー)で...10番と6番(ボランチ)が半々で試合に出てたんで、試合数がそういう部分は解決していくかなという風に思います」
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