元日本代表MF稲本潤一が引退 指導者の道へ 人生変えた「ゴール」明かす
元日本代表MF稲本潤一(45=南葛SC)が4日、今季限りでの現役引退を発表した。 稲本は日本代表としてW杯3大会連続(2002、06、10年)出場。クラブでは、G大阪で17歳のときにJリーグデビューを果たし、海外でも長くプレーした。 この日、都内で引退会見を行った稲本は「ここ2~3年は毎年引退を考えていて、先の延ばしにしていたが、チームの力になれない、チームを勝たせるパフォーマンスができるか厳しいと感じて引退を決断した」と説明した。 02年日韓W杯では1次リーグのベルギー戦とロシア戦でゴールを決め「あの大会がなかったら、引退会見にこんなに人が来なかった。あのゴールのインパクトはすさまじいものがあった」と笑った。 今後については「指導者の道に行くと思う。現場で悔しかったり楽しかったりという思いを常に感じていきたい」と次なるスタートに意欲を示した。 会見場には、キャプテン翼の原作者で南葛SCのオーナー兼代表取締役社長の高橋陽一氏も出席し、直筆のイラストをプレゼント。また夫人の田中美保さんら家族もサプライズ登場し、花束を贈呈した。
東スポWEB