降格可能性残るJ1柏 井原正巳監督の退任発表 低迷にフロントの任命責任を問う声も
J1柏は4日、井原正巳監督が今季限りで退任すると発表した。 井原監督は2009~14年までヘッドコーチを務め、福岡の監督を経て19年にヘッドコーチに復帰し、23年5月から監督を務めた。 クラブを通じて「選手たちは厳しい状況の中でも前向きに、常に勝利をめざして戦い続けてくれました。しかし、今季のスタート時に掲げた目標に到達できず、再びJ1残留を争うことになってしまった責任を痛感しており申し訳なく思っております」などとコメントした。 柏は最終節(8日)を残してJ2降格圏内の18位磐田と勝ち点3差の16位。降格の可能性はゼロではないが、得失点差から残留の可能性は高い。それでも最終節まで残留争いに巻き込まれる厳しい結果となった。 ネット上には「これまでご苦労様でした。最終節は勝ちましょう」などと、ねぎらいがあふれる一方で「井原さんだけが責任を負うべきなんでしょうか。任命責任はありませんか?」とフロントの責任を問う声も見られた。 またこの日、来季の降格が決定しているJ1札幌はミハイロ・ペトロビッチ監督の退任を発表。最終節は柏をホームに迎える中、両指揮官のラストマッチ対決となった。
東スポWEB