肌寒くなったので毎日「湯船」に入っています。でも毎日シャワーと湯船を使っていると、かなり光熱費がかかりますよね……。1日の「入浴コスト」はどのくらいですか?
寒い季節になると、湯船にゆっくりつかって温まりたいと思う人も多いでしょう。しかし、毎日湯船にお湯を張り、シャワーも使っていると光熱費が気になります。 本記事では、1日あたりの「入浴コスト」を具体的に解説し、シャワーとの比較や節約術も紹介します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
湯船につかると、1日の入浴コストはいくら?
湯船にお湯を張る場合、ガス代や水道代がかかります。以下の条件で、1日あたりのコストを具体的に計算してみましょう。 <条件> ●水量:200リットル ●給湯温度:42度 ●水道水の温度:20度 ●ガス代単価:(1立方メートルあたり)都市ガス160円、プロパンガス500円 ●水道代単価:(1立方メートルあたり)0.16円 ●ガス熱量単位:都市ガス1万1000キロカロリー、プロパンガス2万4000キロカロリー ●熱効率:80% 1. ガス代の計算 お湯を沸かすためのガス代は、次の計算で求められます。 「ガス代= 水量×水温差÷(ガス熱量単位×熱効率) ×ガス単価」 ●都市ガス:200リットル× (42度-20度) ÷(1万1000キロカロリー×80%)×160円=80円 ●プロパンガス:200リットル × (42度-20度) ÷ (2万4000キロカロリー×80%)×500円=114.6円 2. 水道代の計算 水道代は、以下の計算で求めます。 「水道代=水量×水道単価」 200リットル× 0.16円=32円 3. 総コスト ガス代と水道代を合計すると、湯船1回あたりのコストは以下の通りです。 ●都市ガス:ガス代80円+水道代32円=112円 ●プロパンガス: ガス代114.6円+水道代32円=146.6円
シャワーだけの場合と湯船とのコスト比較
シャワーを使う場合も、水道代とガス代がかかります。シャワー使用時間が10分、水量が120リットル、ほかはお風呂と同じ条件で1回あたりのコストを計算してみましょう。 1. ガス代の計算 ・都市ガス:120リットル× (42度-20度) ÷(1万1000キロカロリー×80%)×160円=48円 ・プロパンガス:120リットル × (42度-20度) ÷(2万4000キロカロリー×80%)×500円=68.75円 2. 水道代の計算 120リットル× 0.16円=19.2円 3. 総コスト ・都市ガス:ガス代48円+水道代19.2円=67.2円 ・プロパンガス:ガス代68.75円+水道代19.2円=87.95円 <湯船とのコスト比較> ・都市ガス:湯船 112円-シャワー 67.2円=44.8円 ・プロパンガス:湯船 146.6円-シャワー 87.95=58.65円