2024年に見たい海外の展覧会22選。オノ・ヨーコ、アンゼルム・キーファーの個展から、ヴェネチア・ビエンナーレ、女性や黒人に焦点を当てた企画展まで
Barbie®: The Exhibition(デザイン・ミュージアム、ロンドン)
世界一有名なファッションドール「バービー」。ブランド65周年を記念する展覧会。1959年に始まったバービーがもたらしたファッションや建築、家具、乗り物など、デザインのレンズを通してバービーのストーリーを探る。数十点の貴重なアイテムも。 会期:2月23日~7月5日 会場:デザイン・ミュージアム
Van Gogh - Poets and Lovers(ナショナル・ギャラリー、イギリス、ロンドン)
ゴッホ生誕200周年を記念する大規模展示。ナショナル・ギャラリー所蔵の《ひまわり》(1888)や《ゴッホの椅子》(1889)はもちろんのこと、ゴッホの《ローヌの星月夜》(1888、オルセー美術館蔵)や《黄色い家》(1888、ゴッホ美術館蔵)、など有名作品の展示も。 会期:9月14日~2025年1月19日 会場:ナショナル・ギャラリー
Barbara Kruger: Thinking of You. I Mean Me. I Mean You(サーペンタイン・ギャラリー、ロンドン)
フォントを巧みに操りコラージュアートを生み出す、バーバラ・クルーガー(1945~)。1970年代以降、彼女は権力やジェンダー、階級、消費主義、資本の複雑なメカニズムを絶えず探求してきた。没入型の3チャンネル・ビデオ・インスタレーション《Untitled(No Comment)》(2020)は英国初公開。サーペンタイン内の屋内外を舞台に、様々なインスタレーション展示が繰り広げられる。 会期:1月1日~3月17日 会場:サーペンタイン・ギャラリー
◎アメリカThe Harlem Renaissance and Transatlantic Modernism(メトロポリタン美術館、NY)
南部の農村から隔離された何百万人ものアフリカ系アメリカ人が、ニューヨークに移り住んで生まれた黒人の街「ハーレム」。1920年~40年代のハーレムで、黒人芸術家たちが日常的な現代生活を包括的かつ広範囲に描いた方法を探求する。注目アーティストは、チャールズ・アルストン、アーロン・ダグラス、メタ・ウォリック・フラーなど。 会期:2月25日~6月28日 会場:メトロポリタン美術館
New Worlds: Women to Watch 2024(国立女性美術館、ワシントンD.C)
ワシントンD.C.の国立女性美術館(National Museum of Women in the Arts、NMWA)で行われる国際グループ展。2008年より2~3年に一度の開催を重ね、まだ世に知られていない女性アーティストたちを世界の舞台へ引き上げる登竜門として知られる。第7回となる今回は「コロナ後の新世界」をテーマに、多様な制作活動を行う作家たちを取り上げる。参加作家は米国および世界各国から28の委員会が推薦する各1名が選出し、今回初参加となる日本からは長谷川愛が参加する。 会期:4月14日~8月11日 会場:国立女性美術館(National Museum of Women in the Arts)