2024年に見たい海外の展覧会22選。オノ・ヨーコ、アンゼルム・キーファーの個展から、ヴェネチア・ビエンナーレ、女性や黒人に焦点を当てた企画展まで
Anicka Yi(リウム美術館、韓国、ソウル)
同美術館の開館20周年記念プログラムの一環として、テクノロジーによる芸術体験の韓国系アメリカ人アーティストのアニカ・イによるアジア初となる個展。彼女はテクノロジー、生物学、感覚を結びつけた実験的な作品で知られており、本展では、香りや美食、科学など様々な分野を通して、イーのコンセプチュアル・アートが紹介される。様々な様式を探求する彼女のプロジェクトが展開される。 会期:9月5日~12月29日 会場:光州市の各所
バンコク・アート・ビエンナーレ2024:Nurture Gaia(バンコク各所、タイ、バンコク)
タイと世界の美術シーンから、印象的なアーティストらが集結する4ヶ月間のアートフェア。ワット・アルン、ワット・プラユーン、バンコクアート&カルチャークセンター(BACC)、ミュージアム・シャムなど様々な公共空間が展示会場となる。 会期:10月24日~2025年2月25日 会場:光州市の各所
ディリヤ現代美術ビエンナーレ2024:AFTER RAIN(JAX地区の倉庫群、サウジアラビア、ディリヤ)
「ディリヤ現代美術ビエンナーレ2024」のタイトルは「After Rain」。地面から湧き出る香りを連想させ、活性化と再生を体現している。ユネスコの世界遺産アット=トゥライフがある歴史的な町ディリヤに、43ヶ国92名のアーティストが集結する。 会期:2月20日~5月24日 会場:ディリヤのJAX地区の倉庫群
第24回シドニービエンナーレ:Ten Thousand Suns(オーストラリア、シドニー)
第24回シドニービエンナーレの芸術監督はコズミン・コスティナシュとインティ・ゲレーロが担い、47カ国から88組のアーティストとコレクティブが参加する。植民地支配と資本主義的搾取に由来する深い生態系の危機を認識しながらも、未来に対する黙示録的なビジョンに譲歩することを拒否し、これらの異なる意味の層を扱っている。 会期:3月9日~6月10日 会場:シドニー市内の各所
イオ・ミン・ペイ: Life is Architecture(M+ Museum、香港)
建築家・イオ・ミン・ペイ(1917~2019)の初となる大規模な回顧展。ワシントン DC の国立美術館東館、パリのグラン ルーブル美術館の近代化、香港の中国銀行タワー、イスラム博物館など、70年に渡って活躍してきた。これまでのキャリアに焦点を当てた分野とアプローチを表す6つのテーマを通じて、ペイの実践を考察していく。 会期:6月29日~2025年1月31日 会場:M+ Museum
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