アメリカ在住日本人が驚き「本場のシカゴピザ」が予想外ですごかった
【ワッキーウッキーのアメリカトレンドレポ】アメリカ在住歴24年のクックパッドアンバサダー・ワッキーウッキーさんがシカゴより最新トレンドをレポート!アメリカで流行っている食材や、日本でもお馴染みのアノ商品の意外な一面などを現地からお届けします。今回は、アメリカはシカゴで愛されている、ちょっと変わったご当地ピザについてご紹介します。 ◇ ◇ ◇
アメリカの国民食ともいえるピザですが、アメリカはとにかく広い国。そのため、それぞれの州によって乗せる具材やソース、味などちょっとした違いがあり、いろいろな種類のご当地ピザが存在しているんです。 ここイリノイ州はシカゴのご当地ピザは、アメリカで、いえ世界中でかなり有名なのですが、ご存知ですか?その名はスバリ、シカゴピザ。一般的なピザとは違う、ちょっと特殊なシカゴピザは、日本でもジワジワと専門店が増えてきているようです。今日は、本場のシカゴピザについてレポートします。
中からチーズがあふれ出す!おいしさもカロリーも桁違いなシカゴピザ
ピザ生地がまるでケーキのように分厚く、中には具がぎっしりと贅沢に詰まっているのがシカゴピザ。見た目からして一般的なピザとはまるで違います。
シカゴピザの発祥には諸説ありますが、1943年にシカゴの「ウノ」というピザレストランで誕生したという説があります。薄い生地で具材も少ないことが多かったこれまでのピザとは違い、贅沢な分厚い生地に具材たっぷりのピザは、たちまち大人気に! 特徴的な分厚いピザ生地は、ケーキやパイを焼くときに使われる焼き皿を使って作られています。そして中にチーズ、肉、トマトソースの順番に具を入れて、最後にパルメジャンチーズでコーティングをします。その手法や作り方、見た目などから、「ディープディッシュピザ(Deep Dish Pizza)」とも呼ばれるようになりました。 シカゴピザを切り分けると、中に詰まっていた具材が雪崩のごとくあふれ出してきて、持ち上げるとチーズが“ビヨーン”と長く伸びるのがシカゴピザの象徴にもなっています。ピザを切ってしまうと具材が流れ出し、生地がふやけてしまうので、お店などでは切らずに提供することが鉄則となっています。 そんなディープディッシュのシカゴピザはどんな時に食べられているのかと言うと、家族や友達、人が集まる時はもちろん、誕生日や結婚記念日、卒業パーティーなど、スペシャルなイベントの時にも食べられているようです。レストランに出向いて食べる時や、デリバリー、お持ち帰りなどもありますが、自宅で熱々を食べたい時は、レストランで売っている冷凍品を購入したり、スーパーの冷凍コーナーでも見つけたりする事が出来るので、それをゲットして自宅でじっくり焼き、出来立てアツアツのシカゴピザをみんなでワイワイ楽しく食べる事も人気です。