日進月歩で進化を遂げている注目のウエアラブルガジェットを活用して夏を快適に
【GP2024上半期AWARD】
身近に使う電子機器の中で今、スマートフォン以上に日進月歩で進化を続けているのが、スマートウォッチをはじめとするウエアラブルデバイス。お手頃価格のものでも機能はスグレモノ。まだの方はこれを機会に手に入れてみては? 【専用アプリで送風、冷房、暖房のモードや温度などをコントロール】 身に着けて使うウエアラブルデバイスが登場したのはスマートウォッチが出てくる少し前の2000年代初頭。アスリートのためのリストバンド型活動計が最初だった。当時はとても使いにくくて、普通の人にオススメできなかった。あれから20年。ウエアラブル機器はもの凄いスピードで進化して、高機能なのに身近な値段で手に入る、どんな人にもオススメできるモノになった。 なかでもここ数年でいちばん面白いのが、ペルチェ素子という半導体を使って体を冷やしたり温めたりできる“身に着けるパーソナルエアコン”。使ってみると服の中に風を吹き込んで身体を冷やす“ファン付きウエア”とは違った感動がある。夏の暑さが辛いという人にはぜひ使ってほしい。 ウェアラブルデバイスでいちばん身近なスマートウォッチも価格がこなれてきている。数年前の半額くらいの価格のモノでも、運動、健康、安全関連の機能がフルで使えるモデルが続々と登場している。 また、メガネ型でかけるだけで目の前に巨大なスクリーンが登場して迫力の映像が楽しめるスマートグラスもぜひ使ってほしいデバイスのひとつ。どれも生活が一変するかも!? 教えてくれた人:時計・モノジャーナリスト/渋谷ヤスヒトさん モノジャーナリスト、時計ジャーナリスト、編集者。元・本誌副編集長。1990年代後半の編集部在籍時代から電子手帳などの個人用デジタルデバイスを愛用。現在もさまざまなスマートウォッチをテストし愛用している
半導体とファンの力で体を冷やす“首にかける超小型エアコン”
TORRAS「COOLiFY Cyber」(実勢価格:4万2800円) 【風を送って涼しくする“ファン付きウエア”とは違い、風ばかりでなく首が触れている部分が冷たくなる。この感覚はとても新鮮だし、快適でびっくり。液体を凍らせるタイプと違って冷房でも持続時間が約4時間とはるかに長いのも電子デバイスだから】(渋谷さん) 3つのペルチェ素子と4つのファンを本体に内蔵して電気の力で送風、冷房、暖房ができる“首に掛けるパーソナルエアコン”最新モデル。周辺温度をセンシング。温度設定をスマートフォンの専用アプリで0.1℃単位で設定可能。