発熱で「病院を受診」したほがいいケースとは?体温計がなくても「熱があるか」見分ける方法は? 米医師がアンサー
なんだか体調が悪い...。そんな時はまず、「熱があるのかも?」という疑いが頭をよぎる。でも、手元に体温計がない場合にそれを判断するのは難しい。体温計がなくても、熱があるかどうか見分ける方法はないのだろうか。そして発熱した場合に、病院を受診したほうがいいのか、それとも自宅で休養することで様子をみるのがいいのか、迷ったこともあるだろう。そこで今回は、米医師&専門家に、それぞれのアンサーを伺った。 【写真】免疫力アップのために「食べるといい」ものって?インフルエンザ予防のQ&A
体温計がなくても熱があると判断する方法はある?
結論からいうと、体温計なくしては熱を正確に測ることは出来ないため「熱があるかどうか」を断定することは難しい。(ほとんどの人は平熱より高いと「熱がある」と判断しがちだが、医学的には38度以上で「熱がある」と認める場合が多いため) 「誰にも基礎体温というものがありますが、熱というのは基準から外れた体温のことです」と言うのはトーマス・ルッソ医師(ニューヨーク州立大学バッファロー校教授で感染病主任)。また、年齢とともに体温は低くなりがちだと指摘。その結果、38度以下でも熱があるように感じる人もいるという。 だが、手元に体温計がなく(そして買う気力もないが)熱があると疑われる場合は、どのように判断すればいいのだろう?各医師&博士がチェックする際に役立つポイントを明かしてくれた。 ・同じ空間で過ごす他の人たちと、自分を比較してみる。たとえば妙に身体が熱っぽかったり、寒気を感じる場合には熱がある可能性も。他の人は平気なのに、自分だけ汗をびっしょりかいていたり...。そんな時は明らかにいつもと体調が違うという体からのサインだろうとリチャード・リッキアルディ博士。 ・上記で紹介したリチャード博士と似ているが、「誰かに触ってもらうと、熱があるかどうかわかる」とエリック・アシャー医師。 ・空腹を感じない。熱があると食欲がなくなるとアシャー医師。 ・体がだるい。熱があると、体はエネルギーを感染と戦うことの方に回す。その結果、疲労感やだるさを感じる可能性があるとルッソ医師。