「掃除機」を買っても数年でゴミを吸わなくなります…いっそ「フローリングワイパー」だけにしたほうがコスパは良いのでしょうか? カーペットがあるなら掃除機は必要ですか?
掃除機を購入しても数年で吸引力が弱まり、買い替えたという経験がある人はいませんか。掃除機は安い買い物ではないため、数年で新たに購入しなければならなくなれば、コストパフォーマンスが悪いと感じることでしょう。 では思い切って掃除機の使用をやめ、フローリングワイパーのみでの掃除に切り替えたら、清掃力とコスパフォーマンスはどうなるのでしょうか。ここでは、掃除機とフローリングワイパー、それぞれのメリット・デメリットやコストパフォーマンスを比較します。
【掃除機vsフローリングワイパー】それぞれのコストパフォーマンスを比較
内閣府の「消費動向調査 2023年3月」によると、掃除機の平均使用年数は約7年です(2人以上の世帯の場合)。掃除機の寿命は製品や使用頻度などによっても異なりますが、今回は使用年数を7年と仮定して、かかる費用を計算します。 「小売物価統計調査(動向編) 2023年11月」によると、東京都区部の掃除機の平均価格は7万8758円です。掃除機の消費電力は1000W前後のものが主流となっており、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している電気料金の目安単価31円/kWhで計算すると、1日15分の使用で掃除機の電気代は7.75円(1kW×0.25時間×31円/kWh)となります。 毎日掃除機を使用すると電気代は7.75円×365日=2828.75円、7年間の電気代は1万9801.25円となります。掃除機の購入費と合わせると、7年間にかかる費用は約9万9000円です。 一方、フローロングワイパー本体は100円ショップなどで、少し高めの330円(税込)程度で販売されています。シートは100円ショップでも購入可能です。20枚入りで110円(税込)のシートを購入する場合、1枚あたりの費用は5.5円です。 1回の掃除で3枚使用する場合の費用は16.5円、毎日掃除した場合の1年間(365円)の費用は6022.5円、7年間の費用は4万2157.5円となります。フローロングワイパー本体の代金と合わせると、7年間にかかる費用は約4万2500円です。