大阪府・吉村知事が定例会見9月16日(全文3)インフルとコロナが両方はやる想定で
特別区議会の定数、18~23人で問題ないのか
読売新聞:すいません、読売新聞の太田です。発表事項と外れてしまって恐縮なんですけども、大阪都構想に関してなんですけども、制度案では大阪市議会を廃止して、定数が18から23人の特別区議会をつくるというふうにありますけども、人口規模で比較すれば少ない定数なんですが、知事自身、大阪市議も経験されましたけども、この定数での運営に問題はないとお考えでしょうか。 吉村:その数でまったく問題ないと思いますね。現実に今、大阪市議会というのは86名、83名か、80名強で、広域行政も基礎自治業務も含めてやっているわけですから、このうち広域行政は仕事としては大阪府に移管しますので、やる仕事としては基礎自治のほうに集中できるということになりますから、今よりある意味、やるものとしては範囲は基礎自治に集中できるようになると。しかも今ですら基礎自治業務はできているという前提に立てば、その範囲も当然4分の1になるわけなので、今の大阪市会議員の数で、今、基礎自治業務も広域業務もできてるんであれば、それが4分の1になる以上、議員の数も4分の1になったと、83人です。だから83人で、広域業務も基礎自治業務も全部できているわけなので、仕事も減り、4分の1の範囲になるわけですから、人数としても十分足りるというふうに僕は思いますね。
むしろほかの自治体が多すぎる
むしろ、僕、ほかの自治体が多すぎるんやと思いますよ。全国の市町村の地方議員の数が、そっちが多すぎるんじゃないかと思いますね、見てたら。だってちょっと大きな自治体になったら、もう看板を見たら訳分からへんじゃないですか。もう多すぎて。看板がずらっとたくさん人が並んで。多いとこは40人ぐらいいるんですかね、何十人ぐらい、40人ぐらいでもありますよね。誰を選ぶのかなというぐらい。そんなに本当に地方議員って要るのかなと。そういった意味でも、僕は十分、今、大阪市内はこれで成り立っているわけなんで、これがある意味運用していくことができれば、全国の地方議員って本当にこの数、適正なのという問題提起にもなるんじゃないかなとも思っています。僕はそんなに要らないと思います。 読売新聞:一方で、反対派の方の中には、議員が少なくなれば民意を捉えにくくなると主張しているんですけども、その点に関してはいかがですか。 吉村:それだったら今の段階でも民意をちゃんと捉えてないっていうことになりますからね。今より増やさないけど減らさないということでやっていますので、今の段階で民意を捉えているんであれば、十分これは範囲も4分の1になり、広域行政もなくなるんであれば、その民意は十分捉えられるというふうに思います。特に共産党は一生懸命そのことをずいぶん主張していますけど、今でできてるんであれば僕は十分それはできるというふうに思います。 読売新聞:ありがとうございます。 司会:次のご質問お願いします。