自分の強みを把握し、セルフブランディングで市場価値を高める秘訣
セルフブランディングをやる上で大事にしたいこと
自分のブランドを把握して、強固にしていく、つまり「セルフブランディング」していく過程で、自分が望む方向性とは少し違う仕事が来たとします。そういう時は自分に舞い込んだチャンスと捉えて、その仕事を受けるべきなのか。それとも自分の路線と違うからと断るべきなのか、私の考えをお伝えします。 ◆「お金」「時間」「体力」で考える セルフブランディングしていく上で、自分を不幸にしないためにやってほしいのが、今の自分は何にゆとりがあるのか、3つの要素で考えること。3つの要素とは「お金」「時間」「体力」です。 例えば、「時間」はまあまあある。「体力」はあり余っているというなら、体力勝負になりますね。ならば、自分がやりたい方面の仕事でなくても、そこに費やす体力は余っているわけだから、受けてみてもいいでしょう。それこそ何かのチャンスになるかもしれないからです。 ところが、フリーランスで「お金」のために受けるというなら要注意。「お金」のために、やりたくない仕事を受け続けていると、自分のモチベーションも下がるし、相手にも足元を見られやすい。そもそも自分が確立したい「ブランド」ともズレてしまいます。 そういう時は、他に余裕のある「時間」や「体力」を使って、カバーしていく方法を考えればいいのです。 ◆自分のゆとりのバランスを知ること この3つの要素は、常に把握しておくことをお勧めします。例えば、「体力」はないけれど、「時間」と「お金」はあるのなら、ITスキルを身に付けて、在宅ワークするブランディングをするなど。疲れたら、いつでもソファーに寝転んで体力回復できますから(笑)。 この3要素の棚卸しで自分のゆとりのバランスを知ると、「心のゆとり」が生まれます。これが一番大事なことです。「心のゆとりを持つこと」の大切さは当たり前に皆が知っていることですが、実際にどうしたらいいのか、わかりにくい。実は心のゆとりがない状態が、一番キケンです。 わかりやすいのが「お金」にゆとりがないと、やりたくない仕事でも断れなくなってしまう。ゆとりがないと、そういう判断ミスがおきやすいんですね。 「疲れてはいないけれど、心のゆとりがないな」という時は、時間に追われているときなど、好きなことをやる自分の時間が使えていないことが多い。そうすると一見、仕事上はうまくいっているようでも、ある時ポキンと心が折れてしまう。だから、セルフブランディングをやる際は、心にゆとりがあることが前提となります。