補強戦略で揺れるレアル・マドリード…外部から獲得せずバルセロナに倣って下部選手を登用か|ラ・リーガ
この冬にDFラインを補強する必要に迫られるレアル・マドリードだが、クラブ内で外部から獲得すべきか下部組織の選手を登用すべきかで意見が分かれているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。 DFダニ・カルバハルが、DFエデル・ミリトンが前十字靭帯の完全断裂で長期離脱となり、DFラインの選手層が極めて薄くなっているレアル・マドリード。右サイドバックはMFルーカス・バスケスが務めることになり、またセンターバックについても復帰までまだ時間がかかるDFダヴィド・アラバ、戦力として扱われていないDFダニ・バジェホを除けば、起用可能な選手がDFアントニオ・リュディガーのみとなっている。 こうした状況で選手を補強する必要に迫られるレアル・マドリードだが、クラブ内では市場に赴くことに否定的な意見も出ている模様。その理由は、緊急事態だからといって他クラブから選手を引き入れようとすれば、足元を見られることで高額な移籍金を支払う羽目になるためという。外部からの補強に否定的なクラブ幹部たちは、ここ最近下部組織の選手たちを積極的に登用して成功を収めている、バルセロナの方針に倣うことを勧めているようだ。 レアル・マドリードの下部選手では、ミリトンが負傷したラ・リーガ第13節オサスナ戦(4-0)で、Bチームの21歳DFラウール・アセンシオがトップデビュー。MFジュード・ベリンガムの今季初得点を導いたロングフィード含めて、傑出したパフォーマンスを披露した。 レアル・マドリードは冬の移籍市場が開くまで、外部の選手たち、下部組織の選手たちのどちらも分析しながら、最終的な補強方針を決定するようだ。