沖縄のリゾートホテル3選、「絶景夕日」を満喫 グルメ・アクティビティーも充実
連載《とっておきの旅》
コバルトブルーの海と空が混じり合うような水平線は、沖縄らしい絶景。沖縄本島の西海岸では夕刻になるとそんな水平線に、空を美しく染めながら太陽が落ちていく。本島で最後に夕日が沈む残波岬(読谷村)やオレンジ色の空が美しい瀬底島(本部町)で時を過ごしたり、夕日と共に料理を楽しんだり。沖縄での極上の夕日の楽しみ方をお届けする。 【写真はこちら】夕日や眺め、部屋、アクティビティー、沖縄ならではの料理をチェック
■断崖絶壁の残波岬、高い灯台に映える夕日
沖縄本島の西端の岬、残波岬には31メートルの白い残波岬灯台が立つ。周りは海底から隆起したサンゴの黒い岩盤に覆われた独特の地形である。内部には99段の狭い階段があり、上り切った先に広がる東シナ海の水平線と約2キロメートルわたる高さ30メートルの断崖絶壁に目を奪われる。 ここは1日の名残を惜しむかのように、落ちていく夕日を眺められる場所だ。ただし、灯台に登れるのは日が落ちる前までなので、残念ながら灯台の上から日没を見ることはかなわない。しかし、白亜の灯台と断崖絶壁の向こうに沈む夕日は、サンセットの絶景スポットとして有名だ。 残波岬灯台から車で約5分のロケーションに、フランスを本拠とするアコーのプレミアム・ブランドとして2024年4月にリブランドオープンしたのが「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」(読谷村)である。那覇空港から車で北に約70分、空港リムジンバスで約90分に位置し、総敷地面積約11万平方メートル、465室。サンセットビューが楽しめるビーチリゾートだ。 2024年8月1日には、面積590平方メートルという広々したセントラルプール、水深25センチメートルの子ども用プール、18歳以上の大人専用リラクゼーションプール、一周128メートルの流れるプールと4つのプールがグランドオープン。一部は温水仕様で夏以外でも楽しむことができる。
■童心に帰るスライダー、ドリンクを心ゆくまで グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート
3種のスライダーも同時オープン。全長86メートルから3回転を含む複雑な軌道で緩急のあるコースを楽しむ「ハイパースネーク」、全長62メートルを緩やかなカーブで滑り降りる「スーパースネーク」、沖縄県内初の専用浮輪に乗って急下降しブーメランのような軌道を描く「ウルトラブーメラン」は、大人も童心に帰って楽しめる。 また、アクティビティーの後は、内湯のほかに露天風呂、展望風呂、サウナを備える大浴場でゆっくりと疲れを癒せる。 「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」では、朝食、夕食、ラウンジやプール、スタンドアップ・パドルボード(SUP)などのアクティビティー利用料などが宿泊料金に含まれるスタイルをとっている。 朝夕食は、和洋中のビュッフェで、夕食は担々麺風にアレンジした沖縄そばや、豚のモツを使った中身汁やフーチャンプルーなどの郷土料理、沖縄県産牛のしゃぶしゃぶなど品数豊富な料理が楽しめる。ビール、ワインや泡盛を含むスピリッツなども料金に含まれている。 さらにプールサイドバーでは、午前9時~午後10時にソフトドリンク類を通しで提供。ロビーにあるラウンジでは、午後3時~6時には加えて生ビール、ワイン、スパークリングワインにお菓子、午後9時~11時には生ビールとウイスキー、ブランデーに焼酎や泡盛、地元のおつまみが提供され、絶景夕日の時間を待ちつつ、リゾート内でドリンク片手にひとときを過ごせるのがいい。