【別府競輪(モーニング)FⅡ】「久しぶりの予選回りでワクワクする」どこまでも前向きな遠藤勝弥を見習いたい
<25日・別府競輪・前検日> <記者コラム・森川和也の追走一杯> 数え年で50歳となり、先々の希望よりも将来の不安の方が大きくなった。そんな自分には「予選回りでワクワクします。緊張するのは楽しい証拠ですからね」と笑う遠藤勝弥がまぶしく見える。 急な追加で藤田昌宏が入ったことで特選漏れ。普通なら「どうして…」と悔やむところだが、遠藤はあくまでも前向きで「久しぶりの1着が取れるチャンスと思って頑張ります」とにっこり。調べてみると前期、前々期はS級で1勝もできず、A級の今期も未勝利。初日に勝てば2023年6月の静岡で優勝して以来の白星となる。「もっとタテ脚をつけてS級にまた戻りたい。上で勝てなかったけど、脚質転向なんて考えません。ボクはいつも前向きなので」。自分はクヨクヨして半世紀。来世こそは遠藤のように爽やかな人間でありたいなぁ。 ▼3R(近藤修康)大ベテランの域にさしかかったが、昔から不平不満を口にしないお手本のような追い込み選手。後輩・松下綾馬の奮闘次第でチャンスあり。3―245―2457。 ▼7R(西田将士)報道陣に「このレースで先行するのは誰?」と水を向けられると「ボクです」と長松空吾が力こぶ。有言実行なら番手の西田に出番だ。2―4―156。