お盆行事は「感染対策の徹底お願いしたい」大阪・吉村知事会見7月27日(全文3)
「大阪モデル」の基準についてどう考えているのか
読売テレビ:すみません、読売テレビの神田です。「大阪モデル」に関してなんですけれども、「大阪モデル」、今日赤信号が決まったんですけれども、これが決まる前から病床だけでなくて、入り口部分も逼迫しているという話が出ていました。医療逼迫を示すのであれば、もう少し早い段階で赤信号が出てもよかったのかなと思うんですけれども、「大阪モデル」のこの基準の変更ですとか、あとは現状「大阪モデル」の基準についてどうお考えか教えてください。 吉村:この基準については専門家の意見を聞いて定めましたので、やはり原則として基準に基づいて行動する、これが重要なことだと思います。じゃないと基準の意味もなくなってくるので、今回の判断、まさに、今の時点では50%に達していないですけど、今日の発表で50%に達しますから、タイミングとしてはやはり今日超えるという意味で今日、本部会議を開いて専門家の意見も聞いて判断したということです。このタイミングが基準を定めている以上、何が正解っていうのはありませんけど適切だと思ってます。 読売テレビ:すみません、もう1点。国への要望なんですけれども、タイミングはお盆明けということで間違いないでしょうか。 吉村:違う違う。もうこれはあしたにでも要望します。だってこれ、大阪以外も50%超えてるところがあるわけですから。 A:国への要望を今日させていただきます。 吉村:すみません、今日本部会議で決定したので、あの2つについては今日、国に要望します。 司会:次にご質問は。そしたら。
高齢者への要請について、これまでの措置との整合性は
朝日放送テレビ:ABCの木原です。緊急事態宣言もまん延防止も出てない状況で高齢者に不要不急の外出自粛要請するというのはかなり踏み込んだ措置だと思いますけれども、先ほどの会議ではすんなり決まりましたが、それ以前の議論として、これまでの措置との整合性であるとか、ほかの措置とのバランスとかについてどのような検討をなされたんでしょうか。 吉村:もうまん延防止措置、それから緊急事態宣言、これは国が発令するものですけれども、これはもう基本的に出す方向ではないというのが国の考え方だと思ってますので、これは先行して感染が広がってるところも同じですけども、どこもこれはもうやってないです。なので、国として大きく方向は変えてるところがあるんじゃないかと僕は思ってますので、その状況においてまん延防止であったり緊急事態宣言、つまり具体的な行動制限、飲食店に対する時短要請とか、そういったことはもうやらないと言ってる以上、大阪府から要望することもないと、要請することもないということです。 朝日放送テレビ:それはそのとおりなんですが、高齢者に対してだけそういう厳しい措置を出すということについて、なんらかの異論は出なかったんですか。 吉村:いや、これはもちろん悩ましいとこだと思います。もう何もしないという判断もあったと思いますけれども、これはまん延防止も緊急事態宣言も出さないんだったら、こういった高齢者に対するお願いももうやめて、基本的な対策だけお願いしますという判断もあったと思います。他のエリアではそういうところもやっぱりあります。でもやはり大阪の特有な事情として、高齢者の方をお守りする必要性が僕は高いと思ってますので、ですので今、感染が非常に拡大してる時期でもあるということを考えたときに、また50%を超えるということは医療も逼迫しつつあるというときに、ちょっと高齢者の皆さんに身を守っていただきたいというメッセージを強く発信したかったということです。 朝日放送テレビ:分かりました。ありがとうございます。 司会:朝日新聞さん。