大阪府・吉村知事が定例会見4月21日(全文3)緊急事態宣言は中身が非常に重要
人流を抑制するぐらいの強いものに
ただ、それを言い続けることに加えて、やはり緊急事態宣言は中身が非常に重要だと思っています。ゴールデンウィークがどうなるか、どういうふうな対応になるかということも含めて、今回の緊急事態宣言の中身というのを、やはりまちにおける人流を抑制するぐらいの強いものにしていくと。厳しいもの、強いもの、そういったものを集中して行うと。そこにゴールデンウィーク期間中も入っているわけですけど、それが必要だと思っていますし、そういう措置をすればゴールデンウィーク期間中における人出というのを大きく減少できると思っています。 もちろんゴールデンウィークの前に、これはさまざま、もし緊急事態宣言が適用されていれば、3府県での共同であったり、国との共同であったり、さまざまなメッセージ発信等、これはあり得ると思います。今はゴールデンウィーク期間中も含めたやはり緊急事態宣言を今検討しているわけなので、より内容の実効性あるものをぜひやっていくべきではないかと思っていますし、その内容を国とも協議しているという状況です。
もう少し情報開示できないか
毎日新聞:最後に1点、すみません。きのう、重症病症の実運用率が99%台に達しまして、また軽症・中等症病床もマンパワー不足で、事実上9割ぐらい、もう埋まっているような状況という話も出ています。また、先ほどお話が挙がっていましたように、自宅療養者に関しても、きのうも死者が1人出られたということで、なかなかこの辺り、先ほども個人情報のお話ありましたけれども、自宅療養に関しても保健所の対応は問題なかったということは事務方もおっしゃっていただけるんですけれども、具体的にいつごろ陽性が判明して、どのぐらいのタイムラグがあったのちに亡くなられたとか、その辺の情報をお聞きしても出てこないということで、これは個人情報とはまた別で、今、医療体制とか保健所の体制がうまく回っているのか等も含めて、その辺りを確認する、チェックするとか、そういった疑念を払うという意味でも一定程度やっぱり情報は開示していただきたいなというふうに思うので、そこは私も読売テレビさんと同じで、もう少し情報開示していただきたいなというふうに思っています。 それと併せて、今、病床が非常に逼迫して保健所業務も逼迫している中で、日々亡くなられている方がたくさんいらっしゃるということで、本来、医療体制、十分な医療提供が行われれば救える命が救われないような事態というのが起きていないかというのをちょっと懸念しているんですが、その辺りの知事のご認識をお願いします。 吉村:病床については極めて厳しい状況が続いているというふうに思っています。その中でも特に医療従事者の皆さん、命を救うという活動をしてくれています。必死の活動をしてくれています、今この瞬間もしてくれているという状況です。重症病床も224床というのが、大阪の状況を考えても極めて、全体のICUを含めても限界ではないかということで計画を立ててやってきましたが、今はそれを超えて重症病床も確保、大きな病院ではやってくれて、命を救う活動をやってくれていると。中等症、軽等症も、力のあるところでは人工呼吸器を付けて、重症の治療をやっていただいているという状況です。 なので、その医療従事者の皆さんがまさに命を救う活動をずっとやっていただいてくれていますし、そういった医療従事者、病院を、今まではコロナについてはやってない病院も含めて、ずいぶん協力はしてくれているんですけど、そういったことも感染症法に基づく知事の権限として要請もかけているところです。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見4月21日 全文4に続く