大阪府・吉村知事が定例会見4月21日(全文3)緊急事態宣言は中身が非常に重要
3パターンをつくった経緯は
産経新聞:最後に1点だけ。緊急事態宣言が出た場合の飲食店への要請に関して、先ほど3パターンというお話がありましたけれども、この3パターンをそもそもつくられた経緯といいますか、この間どういうお考えによって、その3パターンが出てきたんでしょうか。 吉村:これは担当部とも協議する中で、酒類の提供、お酒の提供についてはちょっとリスクがあるんではないかとか、そういったさまざまな情報から、あとはもうライフラインの側面もあるよねとか、そういったことも踏まえてこの3つの案を、これは担当部で検討して、そして僕自身もそれで了としているということです。 司会:次の方お願いいたします。そしたら、すいません、正面。読売さん。
専決処分の連発は議会軽視では
読売新聞:すいません、読売新聞の太田です。今日、発表事項にあった1653億円の補正予算の専決処分に関してちょっとお伺いしたいんですけれども、新型コロナウイルス対策で緊急を要するものだとは思うんですが、一部の専門家の中からは、コロナ禍で、全国の自治体で専決処分がたびたび連発していることに関して議会軽視ではないかという声もあるんですけれども、知事としては、この専決処分に対するお考えは、どういったお考えをお持ちでしょうか。 吉村:まず迅速な対応を打っていくという意味でこの専決処分をさせてもらっているというのが1点と、もう1つは、この中身についてもどちらかというと、まん延防止措置の支援策もそうです。ある意味、まん延防止措置が適用されれば支援金の中身等についてもほぼ、ある意味、国で一定、定められたものについて行うと。府の独自の施策という部分については、非常に、例えばアクリル板の設置とかは府の独自になりますけど、それ以外についてはおおむね国が、世の中の施策、基本的対処方針等の中で定めていくものだというものでもありますし。やはりスピード感、それを徹底していかなければならないという判断もあります。 併せて、議会のさまざまな会派の皆さんからも、要望等もいただいています。そういった要望等も加味しながら、この施策を作っていっているという側面もあります。例えばアクリル板設置の補助も、本来は4月1日からという予定でしたけど、いろんな議会からのご要望も、これはもう維新の会、公明党、自民党を含めて、さまざまご要望も、もう折々にいただいています。それを反映させて、昨年の緊急事態宣言の発出日からにしたりとか、そもそもこういったことに支援を、アクリル板とかに支援を打つべきではないかと、そういった議会の皆さんのご要望も受けながら、そして大阪府としてもやっぱりスピード感を持ってこれは対応していかなければならないという判断で今回、進めているということです。 金額規模が大きくなるのは、たぶん都心部になればなるほど金額規模はそういう意味で大きくなってくると思います。今回の1653億のうちでも一番大きいのはまん延防止の支援金ですけれども、支援金の額について、もう1個戻ってもらえますか。もう1個戻って。1200億円ですから。そういった意味では。ただ、ここにあるのは、ほぼ国で定められた中身でもあります。できるだけスピード感を持って、このコロナウイルス対策を実行していきたいと思っています。 司会:次の方、お願いいたします。すいません、そしたら正面の。