大阪府・吉村知事が定例会見4月21日(全文3)緊急事態宣言は中身が非常に重要
領収書紛失の場合、写真での申請は可能か
大阪日日新聞:すいません、大阪日日新聞の山本です。アクリル板とCO2センサーの補助についてお聞きしたいんですけれども、先ほど知事は、領収書、これを取っておいてくださいということをおっしゃっていましたけれども、1年前からさかのぼって今回適用されるということで、仮に領収書等々を紛失、もしくはなくされた方なんかについては、例えば写真等で申請というのはできるんでしょうか。 吉村:申請方法については今後、詳しく大阪府のホームページで、詳細を詰めた上で発表していくことになります。個別案件については、もう個別に相談窓口もつくりますので、そこでの相談をお願いしますということになると思います。領収書についても、これは再発行できないものではありませんし、ぜひそういった、領収書は持っておいていただきたいというふうに思います。紛失された方は、もう再発行を先にお願いするとか。支払いの証明がないと、写真だけで税である補助金の支給というのは難しいのではないかとは思いますが、個別の事案については相談窓口を設置して対応してまいります。 司会:次の方お願いします。そしたら毎日さん、いきますか。
京都府に働きかけをしたのか
毎日新聞:毎日新聞社の石川と申します。知事としても緊急事態宣言の発令、一日も早くということでおっしゃっておられましたけれども、京都府が緊急事態宣言の意向を報道されている中で、今日、緊急に18時から対策本部会議を開かれるとのことでして、何か京都のほうにも決定を急いでほしいとか、府から働き掛けをされたのでしょうか。 吉村:緊急事態宣言発令の要請をしますということについては西脇知事にお伝えをしました。これは皆さんにも、質問があってお答えしたとおりですけど。その後、僕自身から京都府の西脇知事に働き掛けをしたということはないです。 毎日新聞:ありがとうございます。次に飲食店の時短なんですけれども、昨年の11月の27日からエリアを拡大したりだとか、営業時間、終了時間を前倒ししたりだとか、そういうことを繰り返しながら、今ずっと時短が続いている状況です。4月の5日にまん延防止等重点措置が適用されましたけれども、基本的には、できる範囲というのは時短の延長線上の措置ということで、この辺り、もう一歩踏み込んだ措置が難しかったりだとか、感染を抑える対策が難しかった部分というのはありますでしょうか。 吉村:やはりこの飲食の場というのが、ライフラインの側面があるということが1つあるのかなというふうには思います。ただ、飲食の場で感染が広がりやすいというのも事実だと思いますので、そういった面で飲食店の皆さんには本当にご負担をお掛けしているわけですけれども、今回の緊急事態宣言、もしこれが発令されるということになれば、飲食の場における感染対策の強化というのは必要だろうと思っています。その中身について今、国と協議をしています。 毎日新聞:ゴールデンウィークなんですけれども、非常に人流が大きく動く可能性があるということで、そこに今回、緊急事態宣言は3回目ということで、当然、府民の宣言への慣れというのも懸念されると思うんですが、その辺り、期待する効果が大型連休中に得られそうかどうか、知事のほうから。 吉村:まず府民の皆さんには、日々1000人を超えるという陽性者が発生している、重症病床を含めて病床が極めて厳しい状況になっているというのは、まさにそのとおりでありまして、日々報道されているとおりでもあります。府民の皆さんにはそういった感染の機会を減らす、不急の外出を控えていただくということをぜひお願いしたいということは、これはこれからもずっと言い続けたいというふうに思います。