沖縄コスメLIST.3 「コスメアカデミア」琉球大学の再生医療研究をもとに誕生した幹細胞コスメ
清水:おっしゃる通りです。当然のことですが、研究過程はもちろん、化粧品の製造過程でおいても、ウイルスが入っていないかなど、医薬品グレードで準じるレベルで厳格にチェックしています。そう考えると、もし当社が学術機関と提携した医薬ベンチャーでなかったら、化粧品それぞれの価格にゼロがひとつ増えるかもしれませんね……。治療研究や創薬研究が本来の目的で、化粧品である「コスメアカデミア」はその副産物であるために実現した価格だと思います。
――:「コスメアカデミア」シリーズは5品がラインアップされていますが、いちばんのおすすめは?
清水:初めてお使いいただく人には“ローション”(120mL、1万3200円)がおすすめです。幹細胞培養液が高配合されているため、化粧水でありながら高い潤いを実感していただけます。また、集中ケアとしては“セラムマスク”(5枚入り、9900円)も肌活力を高めてくれると好評です。美容医療の先生にはレーザー治療のアフターケアとしてもお使いいただいています。
――:今後、「コスメアカデミア」をどのように進化させていきたいですか?
清水:琉球大学では再生医療研究に注力しているため、幹細胞を使って怪我を治癒するにあたり、患者の声を直接聞けることや、その効果をフィードバックできるという利点があります。また、沖縄は多くのプロ野球球団のキャンプ地になっていることから、スポーツ再生医療の観点から治療研究をすぐに応用できるという強みもあります。このような経験や知見を通じて、幹細胞のよりよい培養法や活用法に取り組んでいくことで、治療と化粧品の双方を発展させるよう努めていきたいと考えています。