1日1個のりんごで医者いらず!「りんご」を料理にもおいしく活用する裏技【管理栄養士が教える減塩レシピ】
写真・文/矢崎海里 今の季節りんごが旬を迎えます。 「1日1個のりんごで医者いらず」と古くから言われているように、食後のデザートや間食にりんごを食べている方も多いのではないでしょうか。 りんごは食物繊維やポリフェノール、ビタミンなどが含まれているほか、水分も多く、乾燥しがちな冬の水分補給にもぴったりです。 そのまま食べるのももちろんいいですが、さっぱりとした味わいは料理にも広く活用できます。 今回はりんごを使った減塩レシピをご紹介します。
アップルポークジンジャー
【材料】(1人分) 豚ロース肉(とんかつ用) 100g 小麦粉 小さじ2 胡椒 適量 サラダ油 小さじ1 りんご 1/4個 生姜 1/2かけ ★醤油 大さじ1/2 ★酒 小さじ1 ★はちみつ 小さじ1
【作り方】 1.豚ロース肉に小麦粉、胡椒をまぶす。
2.皮つきのままのりんご、生姜をそれぞれすりおろし、★の調味料と混ぜる。
3.フライパンにサラダ油を熱し、1の豚肉を両面焼く。
4.火が通ったら2を加え、水分を飛ばしながら煮絡める。うつわに盛り付けて完成。 すりおろしたりんごをたっぷり使ったポークジンジャーです。 りんごの爽やかな甘みと生姜の香りがポイントです。 りんごの蜜の量に合わせて、はちみつの量を調節してください。 りんごは皮にも栄養が多く含まれています。 水溶性の食物繊維のひとつ、ペクチンは実より皮に多く含まれているので、皮ごとすりおろして食べるのがおすすめです。 すりおろすことで消化もよくなるので、おろしりんごは離乳食や体調の悪いときの食事にも活用されています。 食塩相当量:1.4g
【作り方】 1.キャベツは千切りにして、キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取る。
2.りんごは皮つきのまま千切りにして、1に加える。★の調味料で和えて完成。 シャキシャキりんごがアクセントのコールスローサラダです。 味が薄まらないよう、キャベツの水分をしっかり取るのがポイントです。 りんごの甘みで、少ない調味料でもおいしく食べられます。 時間がたつと水分が出てくるので、作ったらすぐに食べるようにしましょう。 りんごから見つかったためその名がついたリンゴ酸は、クエン酸などと同じく酸味成分です。 エネルギー代謝に関わり、疲労回復にも効果があります。 リンゴ酸は化粧品などにも活用されています。 食塩相当量:0.2g * * * 日本では約2000種のりんごが栽培されています。 複数の品集を取り扱う店舗も多いため、食べ比べてみるのもいいですね。 文/矢崎海里(やざき・かいり) 管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。
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