SUPER GT第5戦(最終戦)プレビュー 真冬のシーズンラストレース タイトルはどのチームに!?
一方、GT300クラスは、第4戦富士と第6戦SUGOで連勝(第5戦鈴鹿は延期)したNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)がランキングトップにつける。これに、11点差でNo.88 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が続く。ランキング3位のNo. 2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)はトップと20点の差があるが、タイトルの可能性は残っている。そのなかで勢いがあるといえば、88号車か。第2戦富士での勝利後、第7戦オートポリス、第8戦もてぎで連勝する健闘を見せている。一方、開幕戦岡山で待望の勝利を遂げた2号車だが、その後はあと一歩歯車が噛み合わず、65号車と88号車に対して少しずつ遅れをとってしまったことが結果に響いている。いずれにせよ、鈴鹿では締めくくりにふさわしい力走を見せることができるか否か、いずれのチームも総合力の高さが勝敗のカギを握ることになるはずだ。
さまざまなドラマを生み出してきた2024年シーズンのラストレースとなる鈴鹿では、いつもと異なるコンディションのなかでどのようなエンディングが待ち受けるのか。楽しみは尽きない。
■ドライバーからひと言!
蒲生尚弥(No.65 LEON PYRAMID AMG)
今シーズンは、予選方式やルールが変更されるなか、序盤から結構安定したパフォーマンスを見せられたことは良かったと思います。12月の鈴鹿での戦いは、どのチームにも言えることだと思いますが、とにかく寒い時期でのレースを経験していないので、タイヤのチョイス含め、クルマのセッティングも未知数。まさにぶっつけ本番という感じですが、そのなかでいい準備をして臨むことが大事だと考えています。
レースでのタイヤ無交換はこれまでもやっていますが、今回も出来るならやりたいですね。まずは公式練習でしっかり確認することになるでしょう。サーキットにお見えになるお客さんには、各チームがどんな走り方をしているか、チェックすることをオススメします。ずっとタイヤを替えずに走っているな、とか、ピットインしてタイヤ交換しているな、とか。それぞれどういうタイヤ選択するのか、それを見比べるのも面白いと思います。