菅首相が会見 「宣言」21都道府県に拡大(全文2)ワクチン先進国より3カ月ぐらい遅れた
3回目の接種はいつ、どのような順番で進める考えか
日本経済新聞:日本経済新聞の重田です。よろしくお願いします。ワクチンの接種についてお伺いします。人口の7割が接種を終えているイスラエルなんですが、感染がここに来て急拡大しております。時間の経過とともにワクチンの有効性が低下する傾向が明らかになっていると思います。日本ですけれども、接種を開始して約半年がたちますが、3回目の接種について、これはいつから、どのような順番で進めるお考えでしょうか。また、デルタ型の拡大で子供の感染が非常に目立ってきています。12歳以下の接種の判断に関しても併せてお考えをお聞かせください。 菅:まずイスラエルや英国では2回目の接種を完了してから8カ月近く経過しています。そういう中で、いわゆるブレークスルーという感染、これが増えており、3回目の接種も検討されている。そこは承知しております。なお、こうした国でも高い重症化の予防効果というのは現在も出ているというふうに思っています。 一方、わが国でありますけれども、まだそうした期間になっていません。ワクチンを2回接種した65歳以上の人、今、85%、1回目の人は88%ぐらいになっていますけれども、こうしたワクチンを接種したことによって感染、死亡ということは大幅に減少していますので、ワクチン効果というものは強いものがあると思っています。それで3回目でありますけれども、来年3回目を打てるファイザーをはじめ、このワクチンは全て確保していますので、そこは、3回目をいつからやるとか、そうしたことが正式に決まればできるような態勢は整えています。そういう中で、12歳未満の接種ですけども、現在、企業のほうで、海外でやっている、今、治験をやっていますよね。そうしたことをしっかりと精査した上での対応になっていくというふうに思います。 司会:それではTBSの後藤さん、どうぞ。
菅総理自らがテレワークを行う考えは
TBS:TBSの後藤と申します。総理へお尋ねします。テレワークについてお尋ねします。政府はこれ、テレワークを推奨することによって出勤者の7割の減少というのを今、目指しています。その場合、やはり政府のテレワークに対しての取り組みというのもかなり注目されると思います。菅総理は3月の下旬以降、1日丸々のお休みを取っていらっしゃいません。そして常に、私たちが観察していても、総理官邸あるいは公邸、あるいは議員宿舎で公務、仕事をなさっています。例えば菅総理自らがテレワークを行う、あるいは閣内のかなりの部分を、テレワークというのを試みる、そういったお考えはございますか。お願いいたします。 菅:まずテレワーク、これは率先してやらなきゃ駄目だというふうに思っています。そういう中で、今日、新たに宣言地域とまん延防止地域を決めた会合についてはテレワークでやらせていただきました。そういう意味で、きのうもテレワークで私、規制改革ですか、それにやっています。そうしたことをこれからどんどんと増やしていかなきゃならないというふうに思っています。私自身もそういう意味で、進められるときは進めていきたい、こういうふうに思います。 司会:それでは文化放送の山本さん、どうぞ。