IR用地の鑑定「長年の信頼関係がある鑑定事務所に依頼」大阪・松井市長会見12月15日(全文2)
需給バランスで地価は上がりも下がりもする
松井:だから当初の設定で、やっぱり経営がうまくいかなかったという事実があるわけですよ。事実。それで、株式を全部売却する中でユニバーサルが自己投資額を増やして、今のハリー・ポッターとか、今、何、ニンテンドー・ワールドとか、ああいうのが出て人が集まるようになって価値っていうのは上がってきた。だから今後、で、この夢洲の土地っていうのは売るんではありませんから、貸すわけですから。これは10年、20年の中で、要は市場に合わせて値段っていうのはある程度、さらに上がっていくと思います。 最初にその土地の魅力をつくるために、今IRというのをやっているわけですよ。夢洲も、ユニバーサル・スタジオも同じですよ。だから不動産価値というのは、そのエリアを開発して、そこが人が集まる拠点になれば、需要と供給のバランスで土地価格は上がりも下がりもいたします。でも最初の基本は、基本になるときは鑑定士に判断してもらうしか、これはありません。市場の原理が働かない場所ですから。 記者:分かりました。ありがとうございます。 司会:次の質問をお願いします。ほかにございますでしょうか。 松井:じゃあMBS、やってもらう。
原稿上、疑惑の塊という表現は一切ない
記者:毎日放送、柳瀬です。市長から言われましたが、先ほど大阪港湾局のほうのレク、会見もありまして、その中でも鑑定業者の方の取材をさせてくださいと、市長からも鑑定業者に話を聞いてくれというふうなこともありましたので、鑑定業者の方にも、報道各社もたぶん聞きたいと思いますので、取材の調整をさせていただいています。あと、評価審議会の中で不動産鑑定士が判断したというようなこともあるので、そういった不動産鑑定士の方にもきちんと話を聞いて取材させてくださいというふうなお願いをしていますので。市長は先ほど、なんか疑惑の塊みたいに言ったというふうに言ったんですけど、原稿上は疑惑の塊なんていう表現は一切ないんですね。きちんと取材をさせていただいた上で、どういうふうになるかはきちんと市長にもお伝えしますし、報道もしたいというふうに。 松井:いや、今の疑惑の塊って、君、依頼主の要望に合わせて鑑定書を作ること自体、鑑定士の業界では禁止されることですよって言うてるけど。 記者:はい。 松井:だからこれ、依頼主の要望に合わせて鑑定書を作ると、作らせたんがわれわれやと言うてるわけやろ。 記者:いや、通例ではそういうふうに。 松井:いやいや、通例って。この質問の流れが全部あるんよ。今、火曜日の質問の流れ。 記者:はい。だから。 松井:もうこの流れの中で。 記者:業界の中では、通例の中ではそういうふうな行為がもしあった場合は禁止されてますよっていうふうに言っただけで、それが、大阪市がやったというふうに僕は断言したつもりもないですし、もしそう感じておられるのであれば、それは訂正します。 松井:いや、これ、君は、3項目で3社も一致してるから、なんかあったんではないかと言ってる。 記者:なので、それは取材させていただければと思ってます。 松井:いや、だからわれわれが何かあったと思ってるわけでしょう。 記者:なので、今、それは、それについては、取材は、鑑定士の方にお話を聞いたりですとか。 松井:いや、だからその質問の流れの中で、依頼主の要望に合わせて鑑定書を作ることを、鑑定士の業界では禁止。だからこれ、禁止のことをわれわれがやらせたって言ってるわけでしょう。 記者:いや、通例ではそういうふうになってるので、もしそういうふうなことがあるんであれば駄目なことですよねっていうことであって、もし市長が、それ、僕が、じゃあ、やったふうに受け止められているのであれば訂正します。 松井:いや、でも君のところ、ホームページも。