今季初の30代優勝! イ・ミニョンが5年ぶりV「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」の最終日をプロがレポート
「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」の最終日、首位タイでスタートしたイ・ミニョンが今季初優勝を飾った。みんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が現地からのレポートをお届けします。
最終日は12時の気温18度、風速6メートルと発表されましたが、最大瞬間風速14.1m/sと一日中強い風が吹き肌寒いコンディションとなりました。3日目までの伸ばし合いの展開から我慢の展開に変わる中で、首位から出た岩井明愛選手は3番から3連続ボギーで失速します。サンデーバックナインでは一時4人が12アンダーで並び、1打差に3人と誰が抜け出すのか混戦状態は続きます。 最終組から4組前でスコアを4つ伸ばして来た岩井千怜選手は、16番で痛恨のボギーで11アンダーへ一歩後退、前半の3連続ボギーから戻して来た岩井明愛選手は13番のバーディで首位タイに帰り咲きます。ところが14番で最終組のイ・ミニョンがバーディを奪い13アンダーへと抜け出します。 岩井千怜は17番パー3で左奥に打ち込み連続ボギーで後退。畑岡選手は15番パー5で2.5メートルのバーディパットを決め13アンダーでイ・ミニョンと並びます。最終組の岩井明愛は15番の3打目をアゲンストの風も利用してバックスピンでピン横に寄せると、イ・ミニョンもピン下に寄せますが明愛選手は外し、イ・ミニョンはバーディで14アンダー。 16番では、イ・ミニョンがピンに近いグリーン左ラフに外しロブショットを試みるも届かずに再びラフに。そこからもう一度ロブショットにトライするとジャストタッチでチップインパー。同組の岩井明愛選手は2打目にピンに寄せたパットを決め13アンダー。1組前の畑岡13アンダー、最終組のイ・ミニョンが14アンダー、岩井明愛選手13アンダーで残り2ホールへと向かいます。 17番パー3は190ヤードの難易度の高いホール、畑岡選手は右から4ヤードに切られたピンの左6~7メートルに乗せパー、岩井明愛選手はピン奥のカラーからバーディならず。イ・ミニョン選手はピン右のアゴの高いバンカーにつかまるもパーで切り抜け、後続に1打差で最終ホールへと向かいます。