キャロウェイの25年モデルか!? R&A適合リストに「ELYTE」4機種が登録 “10K”ではなく“10X”の意味とは?
適合リストに「Ai 10X FACE」の記載
12月2日、R&AとUSGAの適合リスト(コンフォーミングリスト)にキャロウェイの「ELYTE」が登録されました。メーカーからの正式発表はまだありませんが、登録された写真からわかったことを分析します。 【写真】これが適合リストに登場したキャロウェイの新作ドライバー「ELYTE」です
適合リスト(コンフォーミングリスト)に登録されたのは「ELYTE」「ELYTE X」「ELYTE TD」「ELYTE Max Fast」の4モデル(レフティー用を含めると計6モデル)。「TD」はソールに3つのひし形が刻まれているため、「トリプルダイヤモンド」の略でしょう。このタイミングで登録されたということはほぼ間違いなく2025年モデルと考えられます。 まず気になったのは「ELYTE」という名前です。英語では「精鋭」などの意味をもつ「ELITE」という言葉がありますが、少しスペルが違います。ちなみにキャロウェイの創業者はELY REEVES CALLAWAY(イリー・リーブス・キャロウェイ)。その名前から取っている可能性もありますし、別の意味かもしれません。 ラインアップも興味深いです。前作の「パラダイム Ai SMOKEシリーズ」は「MAX」「MAX D」「MAX FAST」「トリプルダイヤモンド」というネーミングでした。しかし、「ELYTE」には「MAX」がなく、23年モデルの初代「パラダイムシリーズ」に近い「X」があるラインアップになっています。 そして、ゴルファーが一番気になるのは新テクノロジーです。適合リストを見ると、「FACE」の項目には「Ai 10X FACE」と記載されています。新作でもAIでフェースを開発していることは間違いなさそうですが、問題は「10X」の部分。今年は慣性モーメント10000を意味する10Kが話題になりましたが、10Xはまた別のテクノロジーなのでしょうか。 もう一つ前作から変わったのが後方のウエート調整機能です。「パラダイム Ai SMOKE MAX」はスライド式でしたが、「ELYTE」は3箇所の脱着式になっているようです。 ここ数年、キャロウェイの新製品は新年初戦のPGAツアー「ザ・セントリー」でお披露目されるのが慣例。1月中旬に正式発表、2月後半から3月に発売するスケジュールでした。今年は12月2日に適合リストに登録したということは、例年より早く12月中のDPワールドツアーやヒーローワールドチャレンジなどでプロが使う可能性があるかもしれません。
ゴルフのニュース編集部