世界のなかで最も素晴らしい都市、世界遺産に登録されている聖域…ポルトガルの美しい風景スケッチ展が開催中
ポルトガル各地の美しい風景を様々な国籍のスケッチャーが描いた「アーバン・スケッチャーズ ポルトガル・スケッチツアー・リロード展」が1月23日まで、東京都港区西麻布のポルトガル大使館で開かれている。 アーバンスケッチャーらによるスケッチツアーは2017年にも行われた。今回展示されているのは21年に行われたスケッチツアーの成果だ。17年の時と異なり、21年の場合は、スペイン、イタリア、フランス、イギリス、スウェーデン、エジプトなどから参加したスケッチャーたちに、様々な世代のポルトガル人作家たちの文章がつけられた。すなわち「絵」と「言葉」の組み合わせの展示となっている。 16日に行われたオープニングレセプションでは、駐日ポルトガル大使館のヴィットル・セレーノ大使が、風景のすばらしさを語り、「次のポルトガル旅行のために役立ててください」と呼びかけた。
会場では、スケッチャーたちが、ポルトガルの街を歩き、海岸や野原などでスケッチを行う様子をとらえた映像も流れている。 ポルトガルの首都リスボンのパネルには、「リスボンには尽きることのないさまざまな顔があり、どれもが非凡な豊かさを持つ」との文が添えられていた。まさに、世界のなかで最も素晴らしい都市の一つだといえるだろう。 北部ブラガ郊外の聖域「ボン・ジェズス・ド・モンテ」が描かれたパネルが目を引いた。ここはカトリック巡礼者のための聖地だ。 2019年にはエスピーニョ山頂のボン・ジェズス教会を中心とする聖域一帯が世界遺産に登録されている。 このパネルには「たっぷり時間をかけて旅するがいい。ポルトガル北部の魅力は果てしないのだから」との文章があった。 ポルトガルを旅するのなら、北部に限らず様々な地方をたっぷり見てまわりたいものだ。