「あなたが悪い!」超裕福実家に生まれ育った35歳妻「10歳サバよみ浮気」の悲哀
「あなたが私を愛してくれないから」
その翌日、「離婚をしようと思って妻に切り出したら、“これは私ではない”とブチ切れられたんです」と連絡があったのです。探偵の証拠を見て、別人だと抗議することはよくあること。秀行さんは「これは、あなただよ」と言ったら、「あなたが私を愛してくれないからこうなった。あなたが悪い!」と妻からモノを投げられ、額を直撃。3針縫うケガをしたそうです。 「僕は妻と結婚し、子供が産まれてから、妻に性的欲望を感じなくなりました。妻は、“私に溺れてくれると思ったから結婚したのに、娘のことばかり可愛がる”と不満を抱いていたようなのです。それが、浮気に走らせたみたいです」 妻は、誰かから必要とされないと、不安になる。その対象が、ボランティア活動であり、浮気相手だったのでしょう。 「浮気相手とも話をしたら、“35歳で子持ちのオバさんなんですか!? キモっ。俺、騙されたんですか? 20代じゃないと、俺無理なんです”と、絶望的な表情で話しつつ、目の前でLINEをブロックしていました」
「離婚はしない」理由
結局、秀行さんは「許しがたいところもあるので、ひとまず、娘と家を出る」という結論に達したそうです。秀行さんの3歳上の姉夫婦の近くに住み、お互いに助け合う生活を始めました。 「姉夫婦のところにも、4歳と7歳の子供がいます。娘も保育園に入れ、送りは僕が迎えは姉が行い、週末は姉のところの子供達を、僕の家で遊ばせています」 年の近い、いとこたちと遊び、癇癪持ちだった娘の気持ちも落ち着いてきたとのこと。「健全な環境で生活していると、仕事も楽しいです」と秀行さんは語っていました。今、妻とは書類上は婚姻関係にありますが、別居生活は継続。妻サイドから何も言ってこなければ、婚姻関係は継続するそうです。 ただ、妻は依存体質であり、多情な女性です。女としての魅力も強く、セックスレスが彼女の浮気を呼んでしまったことも事実です。秀行さんは自分のそういう面もあったことは認識しています。ただ、今後別の男性と婚姻関係を結ぶために、離婚を言い渡されるかもしれません。それに対して秀行さんは「もう、別居してから10日間、娘を気遣う連絡を一切せず、何も言ってこないので、離婚になっても、親権は僕が得られるはずです」と語っていました。 なんでも親から供給される妻、自ら人生を切り開いていく秀行さん、妻がさまざまなことに依存してしまうのは、人生に不安を感じているからで、自立して生活することが大きな自信になり、解決策になるのではないかとも思いました。妻も実家に紐づけられた人生のまま、歩んでいくのでしょうか。気になってしまいます。 ただ、今回3歳の娘は母方の実家の既定路線から外れ、とにかくお金を使いまくる生活から距離を置いたのはよいことなのかもしれません。秀行さんの地に足のついた生活を見て、自分の人生を自分の足で歩んでいくのではないかと思います。レンタル電動キックボードは、自分のものではなく、電気の力を使ってすいすい進む便利な乗り物です。しかしその乗り物がなくなったら、その便利な生活はできません。実家のお金を頼りに生活している妻が便利なこの電動キックボードで浮気していたことも、その生き方を暗示しているようにも感じてしまいました。 調査料金は45万円(経費別)です。
山村 佳子(探偵事務所代表)