大阪府・吉村知事が定例会見7月16日(全文3)府外移動自粛は赤信号時に
感染者が市外に広がる理由は
産経新聞:産経新聞井上です。今、感染者が大阪市外にも広がっていることについて推測される理由などを、どうみているかというのを教えていただけますでしょうか。 吉村:これは推測ベースでしかありませんが、若者の中で広がってくれば、若者の行動形式っていうのは非常に広いですから、例えば家族に高齢者、年配の方がいらっしゃる。あるいは職場に、夜の街に行って感染したとしても、昼は例えば仕事をしている方。上司に当然高齢、年配の方もいる。その方は大阪市外にお住まいの方が多いということになると思いますけれど、そこへ今、大阪市民以外の方に、どんどんそういった意味で少しずつ広がっていく。 それから夜の街関連でお仕事をしているけれども、昼間は昼の仕事をしているという方もいらっしゃいますので、そういった方は昼の仕事のときに高齢者の方と接する等々ありますから、やはり若者の感染者が増えてきたら、必然的に徐々にこれは外に広がりは見せていくということになるんだろうと思います。ただそれが今、徐々にですけども、増えてきているんじゃないかと、そういうふうに推測しています。
中高年への対策は何か考えがあるのか
産経新聞:もう1点なんですが、夜の街と若い人に感染者が増えているということで、ミナミに臨時の検査場も設置されますけれども、中高年も感染者が増えているということで、中高年への対策としては何か考えはあるんでしょうか。 吉村:なので、中高年でリスクが高い人は、そもそも危険な感染リスクの高いところには近づかないでくださいという啓発をどんどんしていっているというのが1つと、あとはもう、中高年の方でも病院に通われている方、院内感染が広がると最も危険ですから、病院でPCR検査、病院独自の検査ができるようにということで広げたり、さっき申し上げた研修なんかをやったりしているというところです。 中高年の方でも、そういった夜の街で働かれたり、あるいは利用されている方もいらっしゃると思うので、そういった方も当然ミナミの検査場での検査の対象にもなりますのでね。そういった意味では、若い方だけに限らず、中高年の方もぜひ注意をしていただきたいと思います。 司会:次のご質問お願いします。