抜群の安定感! 実は面白いマイナー四輪駆動セダン 16選 見落とされがちなマニアック車
テスラ・モデルS
テスラ・モデルSの特長の1つに、四輪駆動の存在がある。四輪駆動モデルが多く売れており、中古車における選択肢も多い。初期のP85D(車名末尾の「D」はダブルモーターの意)や90Dなどは現在、新車の半分近い価格で購入できる。 厳密にはモデルSはセダンではなくハッチバックに分類されるが、0-100km/h加速を3秒台で駆け抜け、1回の充電で400km以上走ると聞けば、文句のつけようがない。
オペル/ヴォグゾール・インシグニア
欧州で販売されるオペル/ヴォグゾール・インシグニアはベーシックなモデルだが、最高出力325psの2.8L V6ターボを搭載した四輪駆動のスポーツグレード「VXR」も用意されている。 インシグニアVXRは0-97km/h加速5.8秒、最高速度250km/hと、アウディS4と同等の性能を誇る。中古車なら、わずか5000ポンド(約80万円)程度で手に入る。 また、あまり注目されていないのだが、2.0Lターボディーゼルの四輪駆動モデルもある。最高出力160psと控えめだが、燃費は20km/lとお財布に優しい。
フォルクスワーゲン・パサート
パサートは1997年、2.8L V6エンジンに四輪駆動システム「4モーション」システムを組み合わせたモデルが登場した。2002年には希少なW8モデルも追加されている。 欧州向けの2.0 BiTDIは、最高出力240psを発揮するフォルクスワーゲンで最も強力な2.0Lディーゼルエンジンだ。最新の4モーションとの相性もよく、0-100km/h加速はわずか6.1秒、燃費は26.6km/lとご機嫌だ。
フォルクスワーゲン・フェートン
高級セダンを作りたいという当時のフォルクスワーゲン社長、フェルディナント・ピエヒの願望から生まれたフェートンは、多くの点で素晴らしいクルマであった。しかし、兄弟会社のアウディはもちろん、BMW、メルセデス・ベンツ、ジャガー、レクサスといったライバルには対抗できず、販売は低迷した。 3.6 V6、4.2 V8、6.0 W12、3.0 V6ターボディーゼルなど、ほとんどのモデルが四輪駆動システムの「4モーション」と組み合わされた。前輪駆動はベースグレードの3.2 V6ガソリン車のみ。ドイツをはじめ欧米のさまざまな国で販売されたものの、日本には導入されなかった。 プラットフォームをベントレーと共有しており、初代コンチネンタルGTと同じであることを考えると、3000ポンド(約50万円)という中古車価格が非常にお買い得に見えてくる。