【高校ラグビー】ベスト8が決定! 「想像していた以上に、本当に最高の場所だった」京都工学院は国学院栃木の分厚い壁のまえにあと一歩及ばず...常翔学園は天理との激戦を制して準々決勝へ 大阪桐蔭・桐蔭学園の優勝候補が早くも1月3日激突!
年が明けて、3回戦に突入した全国高校ラグビー大会。1月1日には、ベスト8進出をかけて8試合が行われました。 【全国高校ラグビー】これまでの試合の詳細や動画はコチラ
第1グラウンドの第2試合、京都工学院(京都)と国学院栃木(栃木)の対戦は、鍛え上げられた両チームが持ち味を発揮しあう予想どおりの大熱戦となります。 先制したのはBシードの国学院栃木。開始1分、敵陣22m付近のスクラムからブラインドサイドに展開すると、CTB福田恒秀道選手が巧みなランニングでマークをずらしてWTB家登正宜選手が右隅にトライ。難しい角度のゴールをSO神尾樹凛選手が決めて7点をリードします。チャンスをものにして勢いに乗った国学院栃木はさらに10分、今度は京都工学院陣内22m付近のラインアウトからモール攻撃を仕掛けると、そのまま一気に押し切ってトライ、ゴールもきめて14対0とリードをひろげました。 一方、シード校・中部大春日丘(愛知)を破って3回戦にすすんできた京都工学院。この試合もここから主導権を握り返します。接点で激しく働きかけてボールを確保すると、ミスなくボールをつないで、国学院栃木陣内深くまで攻め込みます。 しかし、国学院栃木の粘り強く分厚いディフェンスの前に、なかなか得点につなげることができません。ペナルティーを犯さず規律のとれた対応で、一人一人が確実に役割を果たしていく国学院栃木のディフェンス。前半終了間際には、ゴールラインを背にして守る時間帯が続きますが、全員が集中した素晴らしいディフェンスで京都工学院に得点を許さず、14点のリードを保ったまま前半を終了します。 猛攻をしのぎ切った国学院栃木、サイドの変わった後半、再び最初のチャンスをものにします。後半4分、福田選手がまたしても巧みなステップワークで京都工学院のゴールラインに迫ると、FW陣が縦をついた後、再びボールを手にした福田選手が、ディフェンスを振り切ってトライ。ゴールも決めて21対0とリードをひろげました。攻め込みながらも、少ないチャンスをものにされて差をひろげられた京都工学院。それでも、落ち込むことなく、直後のキックオフからSO杉山祐太朗選手を中心に次々と攻撃を仕掛けていきます。粘り強くフェイズを重ねて攻撃を継続すると、11分には、キャプテンのFB広川陽翔選手がインゴールに飛び込みます。