アメトラの定番「レジメンタルタイ」 選び方・結び方とオンオフ使い倒すコーデ
連載《プロのコーデ》
何度目だろうか、アメリカントラディショナル(アメトラ)スタイルが流行している。2024年は定番のブレザーを着こなすだけでなく、ネクタイを締めるタイドアップスタイルにも挑戦してみたい。色や柄の選び方、結び方のおすすめは? ビジネスシーンだけでなく休日にも取り入れるコツとは。東京・港にあるJ.PRESS&SON’S AOYAMA(Jプレス & サンズ青山)の小島浩揮さんに伺った。 【写真14枚】ブレザー&ネクタイにカジュアルなキャップ・ハット…一体どう合わせればおしゃれに? プロの答えを見てみる。コーデのディテールもたっぷり
■定番レジメンタル柄、プレーンノットが基本
――Jプレスではどのようなネクタイをそろえていますか? 「レジメンタルタイ(ストライプが斜めに入った柄)をはじめとした、アメトラの定番柄が中心ですね。ネイビーを基調とした王道のものから、鮮やかなオレンジを用いた個性的な色合わせまで豊富に展開しています」 ――どのようなネクタイがおすすめですか? 「シンプルで落ち着いたデザインであればオンオフ共用で使えます。色のコントラストが低いものや、グレーやネイビーのようなトーンが暗めのもの、ニットタイのような温かみある素材のものがおすすめです。柄はレジメンタルタイが使いやすいですね」 ――おすすめのネクタイの結び方はありますか? 「基本的なプレーンノット(大剣を1周だけ回す結び方)で問題ないです。厳密にはシャツの襟型との掛け合わせなどにルールがありますが、個人的には自由でいいと考えています。結び目が大きいウインザーノットなど、自分に合った好みの結び方を探してみましょう」
■オフのコーデもタイドアップ 同色の小物と合わせて
――タイドアップスタイルと相性がいいシャツを教えてください。 「アメトラスタイルを打ち出している当店としては、定番のボタンダウンシャツを推したいです。オンオフ問わず、最初は白がおすすめですね。合わない柄を探すのが難しいほどの定番色ですから。慣れてきたらブルーのシャンブレー(平織り生地の一種)などを手に入れてもいいいでしょう」 ――タイドアップスタイルのコツはありますか? 「オンオフ問わず、色を拾うことですね。例えば、ネクタイと靴下を同色にするような具合です」 ――オンの着こなしで他人と差をつけるコツはありますか? 「紺ブレ(ネイビーのブレザー)にグレーのスラックス、内羽根式のシューズのような王道なかけ合わせに鮮やかなブルーのネクタイを掛け合わせるだけでも一味違う雰囲気になります。もし職場の規定が厳しくなければ、キャップを合わせてもいいでしょう」 ――オフの日にタイドアップするのはハードルが高いように感じます。 「トップスはボタンダウンシャツや紺ブレのような王道的なもので大丈夫です。あとは、いかに小物で崩すかを意識しましょう。例えばカラフルなスニーカーにハット、サングラスなどを掛け合わせるイメージです」