金利上昇で定期預金の人気が復活!人気FPが教えるお得な投資法「1年物を“つないで”金利のピーク圏を狙え」
「高金利の恩恵を目いっぱい受ける」バブル期の知恵
そして、いざ金利のピーク圏が近いと感じたら……。今度は、なるべく「長期間の高金利商品」を選んでください。すると、その後金利が下がり始めてもずっと高金利の恩恵を得続けられます。まさに「果報は寝て待て」状態で、安全・確実にお金を増やすことができます。 実はこの方法で得をした人がバブル時代にはたくさんいました。かつての高金利時代のピークだった‘90年頃に10年物定期預金を契約した場合、その契約期間が切れるのは’00年頃です。つまり、彼らはその間ずっと高金利の恩恵を享受できたわけです。「何もしなくても利息収入があるのだから、あえて株なんて買う必要もない」と考えるのが普通でしょう。 今後の日本経済がバブル期ほどの高金利になるかと言えば疑問ですが、この「高金利の恩恵を受けるセオリー」は使えるはずです。金利が上がっていく時代において覚えておくべき、バブル期の知恵ですね。 <構成/上野智(まてい社)> 【深野康彦】 ファイナンシャルリサーチ代表。大学卒業後、クレジット会社を経て独立系FP会社に入社。その後、1996年に独立し、現在の有限会社ファイナンシャルリサーチは2社目の起業。FP業界歴35年(2024年10月現在)を誇り、そのキャリアを通じて日本経済の浮沈を見守ってきた。メディア出演やセミナーを通じて、資産運用や住宅ローン、生命保険、税金、年金など幅広く「お金の知識」を発信している
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