「親がヤバすぎる」小学生の不正乗車に駅員絶句 ネットも衝撃「親が犯罪の手口を教える時代」
入場記録ない交通系ICカードで「隣駅から乗車した」とうその説明
公共交通機関として多くの人々の生活を支えている鉄道は、その反面、乗客によるトラブルが日夜絶えない場所でもある。不正乗車をした小学生に理由を尋ねたところ、「親に言われた」という答えが返ってきたという投稿が、ネット上で話題を呼んでいる。投稿者で駅員の鉄道会社は辞めるな君(@tetsudo_yameru)に、詳しい話を聞いた。 【写真】電車内での行動に批判殺到…迷惑行為の瞬間 「入場記録ない交通系ICカードを持った小学生が『隣駅から乗車した』と言うので『隣駅の駅名教えて』と聞くと駅名を答えられなかった。『本当はどこの駅から乗車したの?』と改めて確認するとかなり遠方の駅だった。『こうやって駅員に言えば安く乗車できると親に言われた』とのこと。親がヤバすぎる」 今月23日、不正乗車を行った小学生とのやり取りについてつづった投稿は、800件を超えるリポスト、4000件以上の“いいね”を集めるなど話題に。「不正乗車は万引き、窃盗と同じ。商品に対して必要な金額を出していないんだから」「コレ、犯罪ですよね」「親が犯罪をさせるなんて」「子供だからバレないだろう、と言う親。どこにでもいますね」「親が犯罪の手口を教える時代」「子供が泣いて帰宅した! どうしてくれるんだ! までがセット」と批判の声が殺到している。 さまざまな手段で正規の乗車区間の運賃を支払わない不正乗車、いわゆるキセル乗車はれっきとした犯罪行為。投稿者の鉄道会社は辞めるな君は、電車運転士からIT企業勤務を経て鉄道会社の事務職に再転職、現在は人事労務系の部署に勤務しているという経歴の持ち主で、「鉄道会社のリアルを鉄道利用者へ少しでも知っていただきたい」という思いから、匿名で鉄道業界に関する発信を行っている。 「小学生に、なぜうそをついたのか確認したところ、『駅員にこう言えば安く乗れるって親に言われた』と話していました。『次は絶対にしないこと』と注意し、本来乗車してきた駅から降車駅までの運賃をいただきました」と投稿者。一連の反響については「運賃のごまかしは犯罪という認識を世間に知らせることができてよかったと思います。また、このようなことをしている人が少しでも減ってくれたらと思っています」と話している。
ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム