70歳以上死亡率「25%→5.75%」でもなお「危険な病気」―東京都医師会長
東京都医師会の尾崎治夫会長は13日、記者会見し、新型コロナウイルス感染者のうち「70歳以上の死亡率は6~9月は5.75%。1~5月は25%近くの死亡率だった」と大幅に低下している現状を明らかにした。これは早期に感染を察知し、入院や宿泊療養する流れが定着するとともに「重症者に対する治療も確立してきて数は減っている」ことが背景にあるという。 東京都医師会が会見 今冬の感染症対策について(2020年10月13日)
一方で「高齢者、70歳以上にとっては100人のうち5、6人が亡くなるということで、やはりコロナというのは危険な病気だと認識は持ち続ける必要がある」とも語った。 尾崎会長は、最近の東京都の日々の陽性者数が「だいたい150~200人の状態が続いている中で4連休、Go Toトラベルが始まってからどんどん増えているわけではないが、やはり減る気配もないのが現状。人の流れが増えてきても、あまり増えないのは本当に都民がどうやったら感染しないかの工夫をかなり身に着けてきたことが主な原因だと思う」と述べた。