子どもの虫さされ対策に:ディート不使用の着る虫よけ服「CAYA(カヤ)」
暖かい日が増え、外出する機会も増えてきた。天気の良い日は気持ちが良いが、一方で日差しや虫との付き合いも気になるところだ。特に子どもの虫よけ対策に神経を使うという人も多いだろう。 そんな悩みを解決する選択肢のひとつが、着る虫よけ服。服に虫よけ加工を施すことで、肌に直接スプレーをかけずに虫から身を守れるという「虫よけの革命的新技術」から生まれた製品だ。この着る虫よけ服「CAYA(カヤ)」を展開するのが、株式会社エムロードである。 同社の統括責任者の石津さんに、CAYAの魅力や開発の経緯、今後の展望などを伺った。
より安心して対策できる、虫よけ子ども服
公園や外遊びのときに気になるのが、嫌な不快害虫(蚊やダニなど)の存在。子どもの体質にもよるが、不快害虫に刺されたときは、刺された箇所がかゆくなったり、肌がかぶれたりとやっかいだ。 多くの虫よけスプレーには殺虫成分である「ディート」が含まれていることが多く、虫よけスプレーを子供に使いたくないと感じる親も多かったり、虫よけスプレー独特の匂いが苦手な子どもも多かったりと、手軽に対策ができないものだったため、多くの親が悩んでいたという。 「そんな悩みが解消される、おしゃれなキッズウエアがあれば最高なのにと思っていたときに、画期的な『ディート不使用』の『インセクトシールド加工』の存在を知りました。インセクトシールド社へ想いを伝えたところ取り組みが実現し、2016年より『CAYA』ブランドがスタートしたのです」
「この技術は、防虫ウェア・ギアのカテゴリーにおいて史上初のEPA(米国環境保護庁)に登録を許され、安全評価は最高レベルの『危険有害性区分4』に位置付けられています。 不快害虫を寄せ付けにくくする『インセクトシールド加工』は、米国の陸軍や海兵隊などの衣類にも採用されていたりと、世界基準で耐久性と安全性が認められています。 この効果は、繊維の予想生地寿命が続く限り、無味無臭の虫よけ効果が持続します。汗をかいたり水にぬれたりしても効果は変わりません。 洗濯を70回(予想生地寿命)しても効果が持続することが『ノックダウンテスト』や『WHOチューブテスト』など、多くの公式機関が採用する虫よけ効果を科学的に測るテストで証明されています。この洗濯70回とは、生地に穴が空くくらいの回数で、どの加工技術と比べてもはるかに耐久性があるんです」