新登場の「メレル ジャパン アパレル」で注目なのは、汎用性の高い「コーチシャツ」だ
ラフなスタイルでアウトドアを楽しみ、どんな場面でもコンフォートに過ごせる
普段さりげなく着こなせるデザインでありながら、アウトドアでの利便性も考慮されている。速乾のベースレイヤーに重ねてフィールドで行動中、気温や体温の変化に応じて小まめにフロントの開閉ができるのは使い勝手がいい。ベースレイヤー単体で着用するより、身頃を開いてシャツを重ねると風の抜けがよく、涼しく感じる。
コーチシャツのポケットはオープンになっている場合が少なくないのだが、貴重品を入れて行動するときオープンだと落下の恐れがある。ちょっとした配慮だがジッパー式になっていると、サコッシュやポーチを持たなくても手の届く位置で貴重品の出し入れができるので、暑くて薄着になる時季はうれしい。
「カジュアル、アウトドアなどの知見が豊かなアパレルディレクター角谷知章氏が『メレル』のことをよく理解して、ブランドが大切にする『アウトドア・コンフォート』の価値を実現できるアパレルを形にしてくれました。どのアイテムも、『メレル』のどんなシューズに合わせるとよいかが着想の元になっています。もちろん他のシューズと合わせても、楽しく着ていただけたら満足です」
4つのコンセプトは「機能性」「物語性」「持続可能性」「ジェンダー平等」
「長年シューズ作りに徹してきたブランドなので、日本で独自にアパレル参入することを決めた際に『餅は餅屋、靴は靴屋でシューズに絞ったほうが賢明なのでは?』という意見もありました。しかし、お客様からのフィードバックや、シューズで積み上げてきたデータを分析した結果、アウトドアとデイリーユースの重なり合う部分には確かな需要と可能性があると判断できたのでチャレンジすることになりました。 今季デビューしたばかりで、ようやくスタートラインに立った段階ですが、スタートとしては合格点じゃないかと商品の動きを見ていて感じます。これまでもアメリカで『メレル』が作るアパレルを輸入して直営店で販売していましたが、国内の『メレル』取り扱いのうち5%未満でした。テストマーケティングの末、日本の需要に焦点を合わせた『メレル ジャパン アパレル』を立ち上げた結果、アパレルの比率が30%ぐらいまで伸びています」