16畳のLDKにⅡ型のアイランドキッチンを造作。コンパクトでも、夫婦ふたりの作業がラク
アイランドキッチンは、コンロとシンクを分けた2型にすれば、狭いLDKでも実現できます。工務店で家を建てたライターは、16畳のLDKに2型アイランドキッチンを造作。夫婦ふたりでも作業しやすいよう通路は広めに。アイランド部分の幅を抑えて、回遊できるようにしました。たっぷりつくった収納の工夫も必見です。 【画像】通路幅990㎜は十分なゆとり
16畳のLDKでも狭さを感じず使いやすい2型キッチン
筆者の一家は、妻と1歳になる息子の3人家族。今年8月に工務店で、延床面積は29坪の2階建ての注文住宅を建てました。 1階にはLDK、パントリー、洗面所、浴室、トイレ。そして、2階に主寝室、個室(2部屋)、ファミリークローゼット、書斎がある間取りです。 キッチンはアイランドタイプにしたいと考えていました。しかし、わが家のLDKは16畳。決して広いとはいえない面積です。 アイランドキッチンは壁側に通路が必要になるため、壁づけやL字型のキッチンと比べて、スペースをとりがちです。その結果、ダイニングがリビングの面積を圧迫してしまうというデメリットも。 この問題を、造作で2型のアイランドキッチンにすることで解決しました。アイランド部分は幅を抑えたことで、リビングやダイニングにいても圧迫感はありません。 いろいろ工夫したことで、とても使い勝手のいいキッチンになりました。詳しく紹介しましょう。
通路幅は990mm。大人ふたりが同時に作業してもゆったり
写真は、キッチンの入り口(冷蔵庫のそば)から見たところです。コンロのある壁側のワークトップは、奥行き660×幅2700mm。ここはコーヒーメーカーや調理家電を置く場所にも。ちなみに写真中央の通路の幅は990mmあります。 じつは筆者は在宅勤務で、毎日大量のコーヒーを飲んでいます。そのため、壁側のコーヒーコーナーに立つことも多く、妻がご飯の仕込みをしているときに、ふたりがキッチンに並ぶこともあります。 広い作業台と、十分な通路幅のおかげで、大人ふたりが同時に作業してもゆったり。すれ違う際にも、お互いがぶつかることはありません。 また、コンロ側からも、冷蔵庫側からもアクセスできる回遊動線のおかげで、出入りもスムーズです。